【リブート、てれび騎士】最終話 諦めナイ心ト絆,再び。

くろミンによって電空と現実世界が一つになろうとしている。
ユウマたちは、現実世界を救うために電空を初期化する決断をする。
一方、ミオたちは電空の初期化に反対し、電空も現実世界も救うために対立する。

そして、ユウマたちは電空の初期化をするために裏電空へ。
その後を追い、電キャバトルをすることに。

「ショウタ。もう、やめよう。俺たちが争っても、変わらない。」
「悪いけど、これだけは絶対に退かへんで。」

「ギュナイさん。どうして・・・」
「・・・区切りがよかったのかも。」

「ソニアさん。皆さんの元に帰りますよ!」
「まだよ。まだ、ユウマがいる。」
「そうや、俺たちの役目は、ここで足止めする事。」
「後は、ユウマが電空を初期化するだけ。もう、あなた達には止められない。」

ユウマが電空を初期化すれば、私たちの勝ち。

「それも、想定内です。」
「えっ?」
「ハッタリや。」
「みんなにも事情は話した。あなた達の味方はいない。」
今の戦いで、雷キャも疲れている。この先に行ってもミオ達に勝ち目はない。

「果たして、そうでしょうか?」
「何で・・・何でそんなに余裕が残ってるの・・・?」

ミオは、まだ諦めない。

「そうだ。まだ・・・諦めない。」
「俺たちなら必ず救えると信じている!」

「それに・・・!」
―ライリキを使えるのは、私たちだけではありませんっ!

ミオは少し前に、連絡をしていた。
自分たちでは止められない時の、万が一のために。



「お兄ちゃん。」
「フウカ。やっぱり来たか」
「ねぇ!どうして隠していたの?約束したじゃない」
「傷つけたくなかったんだ。真実を話したらまた、フウカを傷つけてしまう」
「でも!」
「こうするしか無かったんだ。」

「昔から言っても分からないよね。」
フウカは、右手の甲を出す。
ライリキッ!
「結局、兄妹ケンカになってしまうのか。」
デンリキ!

ユウマとフウカは最終決戦に。

「私は、モモチーたちとさよならしたくない!折角、また会えたのに!」

ユウマ。そろそろだ。
「オリオン、今までありがとう。」
名前、付けてくれて嬉しかったぞ。

「それでいいの?お兄ちゃん。」

「僕だって、さみしいよ。離れたくないよ。」

「だったら!最後まで諦めないでよ!」
フウカ。私のライリキ使って。

フウカの雷印が輝く。

「これは?」
新しいライリキが出来たのかも。

ライリキッ!
クリア-カイブ!

町の消滅が止まる。

「これはッ!?」
「消滅が止まった?」
「どうやらやったみたいだな!」

電空のデータは永久保存(アーカイブ)したわ。
これで、どちらかの世界が消滅することもない。

「ごめんよ。フウカ。」
「話は後で。ここを出て、メイちゃんたちを助けないと!」



まだ、問題は残っていた。
てれび騎士となっていた、レイたちのライリキの副作用を抜かなければ危険な状態に。

「ねえ、ミオちゃん何か知っているの?」
「詳しくは、分かりませんがライリキの過剰使用で危険な状態です。」
「ギュナイさんたちは、俺たちみたいにライリキの適合者じゃないから、最悪このままだと消滅してしまうかも。」
「消滅・・・っ!?」

「ショウタ!ソニア!」
「あっ、ユウマ!」
「レイたちは!?」
「まだ、目覚めない。」

「どうすれば、いいんだっ!」

ユウマくん聞こえるかい?
「桜川さん?はい!」

見たところ、まだ症状は出ていない。
今なら、みんなの経験データでデンリキを戻せるかもしれない。
「本当ですか!」
ああ、ただ大量のデータが必要だ。
みんなのデンリキも、しばらくは使えなくなるだろう。

それで、救えるなら。
「ユウマ。一人だけいいカッコさせへんで。」
「そうよ。私も、データあげる!」

三人のデータをレイ達に送る。
ユウマ、ショウタ、ソニアの電印が消える。

これで、副作用の反応は消えた。
「ギュナイさんは?」
「アタシなら大丈夫。ライリキは使ってないし、それに何か耐性があったみたい。」

「確かに、ピンクモン・・・っ!?」
「しっ!言わないのっ!」
「えっ?何??」


その後、レイたちは目覚めデンリキも戻った。
データ保存した電空も、責任をもってモモチー達がバックアップをとって、管理しているそうだ。

終わり,

・・・?





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