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2023/1/22 #IMC_Evolution に出演したはなし

はじめに

今年から新しく何かを始めるにあたって、出演したイベントごとに振り返り雑感思いの丈等々を綴っていこうと思う。
アウトプットだったり、一年を終えて振り返るための感情のタイムカプセル的役割だったりもする故、駄文をお許しください。

#IMC_Evolution (以下IMCE)とは

「クラブで、アイマス!」をコンセプトに掲げる、アイドルマスター一点特化型クラブイベント。
アイドルマスターの曲はもちろん、それらの楽曲のリミックスワーク、カバー楽曲、果ては担当声優さんのソロ楽曲まで使用化という、コンセプトに対してなかなか手広いジャンルを包括している、所謂「オールジャンル」イベントとも近しい雰囲気をもつイベントである。

オファー

昨年末、主催であるPandoraDrop氏より出演依頼のご連絡を頂く。

ハッキリと公言しているわけではないが、俺はアイドルマスターが好きである。
その傍らで、近年アニソンリミックス周りの文化にドップリと浸かっていた自分にとってIMCEというイベントは非常に心地良い雰囲気づくりが出来ていると感じているイベントで、客として足繁く通わせていただいていた。

そんな最中での出演オファーであり、二つ返事で快諾。
思えば、俺は今までのDJプレイの中で頻繁にアイドルマスターの楽曲を使用したり、個人的にやったりはしていたものの、イベントとして「アイドルマスター限定」でのDJを行った経験はオファー時点ではなかった。
歴戦揃いの演者達の中でさあいざ何をやったもんかと非常に心躍らされ、イベントの日を心待ちにする日々が続く。

一ヶ月前〜前日くらいまで

例の疫病による延期、中止やらの雰囲気もなさそうというところで、迫る開催日に向けて構想を練る日々が始まる。
オファーをいただく前後、アイドルマスターはあらゆるブランドで怒涛のライブ、リリースラッシュが始まり、日に日にやろうとしていること、やりたいことは変わっていく。
シリアスな流れ作って手癖のドラムンベース系・・・ハーフで取ってじわりじわり100帯に上げて行って大円団・・・とか・・・?
タイテも何も発表されていなかったため、当初はイベント開催時の季節を重視する自分らしく、冬イメージの鬼のように重たいセットなども構想していた。DJをやるにおいて、誰かしらの心に何かしら傷をつけないと気が済まない悪い癖が出ている。

タイムテーブル

タイムテーブルの連絡を頂いた。
「ピークタイムやないかい」大慌てで頭の中のくだらぬ妄想をリセット。今の俺が表現したいものはそれじゃない。

日々を生きる中で、沸々と「楽しくありたい」という思いが湧き上がる。
色々とマッシュアップの自作ネタも出来上がってくる。
ここにきて「アニソンリミックス全盛期」のプリミティブなマインドが何故か盛り返してくる。
そうだ、大いにちょけてやろうぜ。1月上旬、やることは決まった。

当日

会場は中野のheavysick ZERO(以下、ヘビシ)。
今まで活動拠点を渋谷のWOMBやClub Malcomなど転々としてきたイベントだったが、暫くはヘビシにて開催予定らしい。
最近は出演でも客でもヘビシにお世話になりっぱなしである。いつも本当にありがとうございます。

イベント当日は、実力派のレギュラー様他ゲスト様に気圧される形でいつも少なからずヒリヒリとした気持ちにさせられる。
果たして俺のやりたいことは伝わるのか?ウケるのか?頭の中を悶々とさせながら足りない頭脳をぶら下げ会場着。
レギュラー陣はいつも個人的に仲良くさせて頂いている方々が多かったこともあり、少し肩の荷が降りた。設営音出し、挨拶を済ませ、イベントが開始。

途中原因不明の機材トラブルはあったものの、「ヘビシでやるアイマスイベント」の最適解を出しつつ、イベントと飲酒がスムーズに進んでいく。いいねえ。これだよこれ。
アイドルマスターと所謂クラブのアンダーグラウンドな雰囲気を共存させるにあたって、ヘビシという場所は最適解だと個人的には思っていて、開催拠点が移ってきたことが素直に喜ばしい。

当日の選曲履歴

そうこうしているうちに自分の番手に。
機材トラブル、及び前の演者さんが揃いも揃って原曲かけ倒しモードになっていたこともあって若干不安要素があったが、こういう逆境こそパワーで押し切る面白みがあるってもんである。
序盤から自作ネタを交えて140帯のリミックスで攻める。いいぞ、こういうのやられたら否が応でもカチ上がるやろ!という勢いのまま。(自作ネタ、結構ウケてて一安心)
3年くらい前はこんなんばっかやってたなあ、などど懐かしい思いにも浸りつつ、うまい具合に原曲へシフト。
メモリーブロッサム→花のことばは、俺がやる。絶対に誰にも譲らない。その強い意志だけを介在させてBPMアップ。
越冬を見越して明るく希望を軸に、ちょっぴりセンチになりながら曲を選ぶ。そして、ドラムンポパイ(ラストがむずい)突入。
こうなってくれば自分の領分だとばかりに174をやっていき、そろそろ締めにかかるかというところでカチ上げながらのJ-Coreへ。
ボルテージが最高に貯まったところで「UNIQU3 VOICES!!!」で大円団。
本当に、彼女ら3人の気持ちを詰め込んだ大切な曲だと思っている。9月に見たシンデレラガールズのライブ、「#cg_ootd」の日々のことを思い出し、ホロリとなりながら。次の番手hirotchさんへタッチ。

大変に楽しませて頂いた。し、会心の出来だったように思う。お客さんの皆々様も楽しんでいただけていたことを願う。
音源を拝借させて頂いたコンポーザーの皆々様、ありがとうございます。
そして特に、前日深夜にDMを送って対応してくれたくららくん、ほんまにありがとう。夜分遅く大変失礼いたしました。

その後はhirotchさんのDriving My Wayのエンジン音ネタや、forest.さんの圧巻感情アイマス原曲DJ、DICさん代名詞のオレサファなどなどを経て、CRYST@LOUDにて締め。普通に泣きそうになった。
三週間後、シャボンディ諸島にて邂逅の約束を交わし、イベントは閉幕。
客としても演者としても、非常に満足度の高いイベントとしてまとまっていたように思えた。

総括

個人的な話ではあるが、今年一発目の出演としてはまたとないスタートを切れたように思う。去年リリースされたデレの曲で最も好きな「メモリーブロッサム」もかけれたし。
人は、自分のしたいことを全力で表現している時が一番輝いているという持論は揺るがないし、俺自身、そうやっている人のことが大好きで、常に憧れている。
自分が輝けていたかどうかは一生わからない問題ではあるが、自分が憧れるような輝き方に少しでも近づけるように日々精進していきたい所存である。

心残りなのは、イベントの前週にあったミリオンライブ9thを踏まえての、ミリオンライブ楽曲がほとんどかけられなかった、というところである。
非常に素晴らしいライブではあったのだが、なかなか自分のDJとしてどのように落とし所を見つけるか、の答えが最後まで出せていなかったように思う。そこは、また研鑽していきたいところ。

アイドルマスターとしての話で言えば、今年は合同ライブもあるし、ミリオンは10thでツアーもやっちゃう。デレのライブだって日程がそろそろ公開されるだろう。熱量が止まらない。
希望に溢れた今の状態、幸せなんだなと改めて噛み締める。
今年はどんな形で我々を楽しませていただけるのだろうか、楽しみでしょうがない。

DJに関しても、ありがたいことに数ヶ月先までいくつかお話を頂いている。
全て、全力で、自分の好きなことを精一杯やらせていただき、さらには客まで盛り上げちゃう。
呼んでいただいたからには、全て全うしたい。
今後俺の活動がどうなるかなんて正直分からないけれども、期待いただいて呼んでいただける限りには、その役割を果たしていきたい。

上でも書いた信念をもとに、今年も一年精進して参る所存です。
何卒、よろしくお願いします。



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