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アフターインパクトデーの様子をお届け

MINTでは、プログラムの集大成としてインパクトデーが開催されます。

フェロー達は、これから人生をかけて取り組みたい、かつ自身のパーパスに沿ったテーマを発表し、有識者ゲストと対話と通して深掘りしていきます。

先月プログラム修了したばかり3期生から、修了して数週間経った後に、再び議論する場として、”アフターインパクトデー”を開催しました。MINTコミュニティ内で更なる対話の場を設けることになりました。

プログラムの集大成であるインパクトデーを経て、フェロー達が自身の感じている課題をどう更新していったか?
どんな学びがあり一歩行動に踏み出したいと感じているのか?

興味・関心・課題意識が似ている者同士フェローを中心に、MINT修了生の誰でも参加ができる形での開催となりました。
インパクトデーから1か月が経ち、改めてじっくりと自身の学びを共有し対話する場となっています。


今回は、一人の3期生をピックアップし、その様子をレポートします。


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性のタブーとバイアスに気づくことから始まる、「こうあるべき」「ではならない」からの解放
〜ありのままの自分を大切に生きるためのSexual Health & Wellness〜


ジェンダーや性教育を軸に、バイアスを乗り越え個を生かすことをテーマに掲げたこのフェロー。

まず、このテーマに取り組んでいる理由として、ご自身の妊娠・出産の経験を経て「母親だから○○しなければならない」と思い込んで自然と諦めていたことが沢山あったことに、セクシャルヘルスを学ぶことで気付くことができた、という実体験をシェアいただききました。

続いて、インパクトデーでの発表内容やご自身が抱えている課題感をお話しいただきました。

課題①
女性特有の健康問題に関する理解不足・情報不足により問題が未解決のままになり、女性自身が内的に「しょうがない」と自分自身を納得させたり、外的なもの(QOL、キャリア、人生におけるやりがいなど)を諦めることで、日常をやり過ごしており、結果として仕事や人生全体へのモチベーションが低下してしまっている。

課題②
生理、妊娠、出産などの話題への抵抗感、女性性、性のことに対する話題へのタブー感が社会全体で育まれている。教育に性教育がしっかり取り入れられていないため、成人した大人が、どう話をすれば良いかわからない、伝えるための知識と言葉を持っていない。

そして、これらの課題解決に向け、「ヘルスリテラシーをあげること」、そのために「性に関する自分自身のバイアスにまずは気付くこと」が糸口になるのではないかと仮説を披露。

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(フェロー作成インパクトデー資料より)


また、インパクトデー当日の有識者ゲストとの対話をシェア。

・この課題意識を、ゲストの皆さんに共感していただいた。
・女性の心身の健康促進の根底に、女性の無意識の我慢があるという共通認識があった。
・課題へのアプローチの仕方について、ゲスト個人のバックグラウンドから様々な方面の話をお聞きすることができた。

沢山の学びがある中で、「本業で実現が難しいことを一個人として取り組み、話し、発信し、手触り感のある会話、対話をしていける場を創っていきたいと考えている」という今後のステップについてもお話しいただきました。

さらに、このインパクトデーからの1か月間は「なんだかモヤモヤしていた」と率直な想いをシェア。しかし、内省を続けた結果、多くの気付きがあったとお話いただきました。

・自分自身にも性に対するタブーとバイアスによるハードルが高くあったことに改めて気付いた
・いままでやろうと思っても出来なかったこと、本当の課題に個人として向き合っていきたい
・これから自分がチャレンジする部分が明確になった


そして、参加者全員での対話の時間。
既にMoonlighting(複業)などをしている他のフェローの経験や活動をお互いにシェアしつつ、対話をしていきました。女性メンバーはもちろん、予想以上に男性メンバーが多く参加し、まさにジェンダーの枠を超えた率直な意見交換が行われました。

「大人になってからその重要性に気付いた。もっとはやく性教育の機会が欲しかった。」
「親として子どもへどのように話せばいいのか分からなくて困っている。」
「何が問題なのか初めて認識しました。貴重な機会でした。」
「まずはぜひMINT内で性教育をテーマに対話の場を創ってほしい!」

など、率直な声が多く聞かれました。

また、個人としての活動の仕方や続け方、在り方など様々なトピックで話が弾み、「今後どのような活動が行われるのかとても楽しみ」という期待感が溢れつつお開きとなりました。

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自身が抱える課題感についてじっくり対話ができる心理的安全性が高い場は、フェロー本人はもちろん、他の修了生にとっても大きな気付きがあります。

また、現在の様なVUCA時代に個人としてどのように生きていきたいのか、改めて自分を見つめ直し、活動していく勇気をいただきました。

MINTではこれからも対話を大事に、安心安全な場創りをしていきます。

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