【クルマ編-第22回】 JAGUAR XF R-Dynamic SE P300
“グレートブリテインの貴賓さと、カントリーロードが仕込んだ走り…”
JAGUAR XF R-Dynamic SE P300
アウトバーンやニュルブルクリンクに走りのイメージを代表される骨太なドイツ車とは違う、長閑な丘陵地帯を走る英国のカントリーロードが生んだ独特の乗り味と、あたかも貴族社会の伝統的な高質感を想わせる英国のプレミアムサルーン JAGUAR XF。
それは時として”シルクの様な…”と称され、ソーホーやパンクを感じさせるケンブリッジ派のミニとも対照的に、オックスフォード派の伝統と文化を伝える存在でもあります。
ジャガーといえば、’90年代始めの「Gr-Cメーカー耐久選手権レース」で、独特のV12エンジンの排気音と共に疾走する紫のテーマカラーが美しかった ”シルクカット・ジャガー” と、デイトナ24hrレース や ル・マン24hrレース、そして国内選手権など様々なステージで闘いを繰り広げたことを思い出します。
その後、'90年代の終わり頃には、アメリカの高級車市場調査の為にハリウッド・ビバリーヒルズ近郊で色々なインタビューをしました。
その中でもジャガーのイメージは常に「絹のように滑らかで上質なクルマ」という答え。そして「ドイツ車は頑丈で走りは良いけど、上質さではジャガー」こんな言葉も思い出されます。
ちなみに、その時の日本車の高級イメージは「様々な装備等が付いていてバリューは良いけどスーパーの陳列棚みたい。高級車とは違う、お買い得な車!」でした...。
今回は、英国が生んだ高級プレミアムサルーンJAGUAR XF シリーズの中でも最もホットな300PS+AWD の SE P300 を取り上げました。
滑らかな走りや独特のクーペ調のセダンスタイル、そして質感の高い英国のレザーで仕上げられたインテリアなど、新しくなったJAGUAR XFについてその進化と実力をデータと共に徹底検証しました。
ここから先詳しくは動画をご覧ください。
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