
【陰陽論】4. おわりに
おわりに
『陰陽論』は万物の仕組みを説いた尊い理論です。この『陰陽論』を用いて病を診断治療し身体の停滞を循環させていきます。さらに心身一如とする東洋医学では心が体に及ぼす影響というものを常に意識しています。心の虚実が気血の停滞を生じ、その停滞が病を生じるからです。ですから、『陰陽論』を応用して物事の考え方、心のさばき方を説き、日々を生き生きと前向きに生きるために患者さんを言葉で導いていくわけです。
ここで解説したものは、陰陽の基礎的な理論ですが、これをもとに深く『陰陽論』を理解していけば、あらゆる場面において何かしらの答えを導き出すことが出来るはずです。
この連載を通して『陰陽論』に少しでも興味を持っていただけたなら、うれしく思います。(終)
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<目次>
<著者>
山口誓己
志庵鍼灸院 院長
鍼師・灸師・医薬品登録販売者
経絡絡治療学会広島部会 会長 / 経絡治療夏期大学講師
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