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【「景岳全書」婦人科を読む】3.婦人規下 3-5.子嗣類 宜麟策総論共十二段六十七<畜妾人事二> (本文②)

【本文②】

再以寢室言之, 則宜静宜遠, 宜少近耳目者為妙。 蓋私構之頃, 銳宜男子, 受宜女人, 其銳其受, 皆由乎気。 当此時也, 專則気聚而直前, 怯則気餒而不攝, 此受與不受之機也。 然勇怯之由, 其權在心, 蓋心之所至, 気必至焉, 心有疑懼, 心不至矣。 心有不至, 気亦不至矣。 倘臨期驚有所聞, 則気在耳而不及器矣。 疑有所見, 則気在目而不及器矣。 或忿或畏, 則気結在心而不至器矣。 気有不至, 則如石投水, 而水則無知也。 且如両陣交鋒, 最嫌奸細之偵伺, 一心無二, 何堪讒間以相離。 閨思兵機, 本無二致, 凡妾室之不可不静而遠者以此。 雖然, 此不過為錦囊無奈者設, 倘有高明腎淑, 因吾言而参省, 惟宗祧之是慮, 不惟不妒, 而且相憐, 則癒近癒慰, 而遠之之説, 豈近人情? 又若有恭謹良人, 小心奉治, 則求容已幸, 又安敢有遠而敬之之念。 其然其然, 吾未如之何也已。

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