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【「景岳全書」婦人科を読む】part.1(*無料)

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*「part.1」は全文無料公開しています。 看護師で助産師の私は、鍼灸師となり女性の健康に寄り添う中で、先人たちは女性の身体の不調や疾患について、東洋医学的にどのようにとらえて…
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#序

【「景岳全書」婦人科を読む】1. 序

張介賓 字は「会卿」、号は「景岳」。室名を「通一子」とも号していました。西暦1563年、明の末期の生まれで、これは日本で言えばちょうど安土桃山時代。豊臣秀吉、徳川家康、織田信長が覇権を争っていた時期にあたります。彼は易経を深く研究し、易学と医学が同じ理論であるとし、易学の理論を医学の理論の解釈に用いました。主な著書には「類経」「景岳全書」があります。彼は後に「張仲景(傷寒雑病論著者)の後、千古に一人」と称され、偉大な功績を讃えられています。 景岳全書 張介賓は78歳でこの世

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