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【経絡治療からみた傷寒論②】平脉法第二

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『週刊にしずかラボ』連載中の『経絡治療からみた傷寒論』から 『平脉法第二』をまとめました。
『傷寒論』は急性熱病の治療書で、病の変遷が書かれています。 その理論の中核をなすのは、「三陽三陰」… もっと詳しく
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2018年9月の記事一覧

平脉法第二 28

寸口脈緩而遅. 緩則陽気長.其色鮮.其顏光.其声商.毛髮長. 遅則陰気盛.骨髄生.血満.肌肉緊薄鮮硬. 陰陽相抱.栄衛倶行.剛柔相得.名曰強也. 〈ポイント〉・陰陽の調和に、遅脈もある。

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平脉法第二 29

趺陽脈滑而緊.滑者胃気実.緊者脾気強. 持実撃強.痛還自傷. 以手把刃.坐作瘡也. 〈ポイント〉・附陽の脈は陽明の様子をみる ・腑の熱は臓に移ろうとするが、臓の気がしっかりしているときは、はね返される。

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平脉法第二 30

寸口脈浮而大.浮為虚.大為実.在尺為関.在寸為格. 関則不得小便.格則吐逆. 〈ポイント〉・同じ脈でも、出る部位によって現す病症が違う

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平脉法第二 31

趺陽脈伏而濇.伏則吐逆.水穀不化.濇則食不得入.名曰関格. 〈ポイント〉・脾胃の虚による関格

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