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【経絡治療からみた傷寒論②】平脉法第二

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『週刊にしずかラボ』連載中の『経絡治療からみた傷寒論』から 『平脉法第二』をまとめました。
『傷寒論』は急性熱病の治療書で、病の変遷が書かれています。 その理論の中核をなすのは、「三陽三陰」… もっと詳しく
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2018年8月の記事一覧

平脉法第二 23

師曰.寸脈下不至関.為陽絶.尺脈上不至関.為陰絶.此皆不治.決死也.若計其余命生死之期.期以月節剋之也. 〈ポイント〉・陰陽の隔絶の脈

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平脉法第二 24

師曰.脈病人不病.名曰行尸. 以無王気.卒眩仆不識人者.短命則死. 人病脈不病.名曰内虚.以無穀神.雖困無苦. 〈ポイント〉・脈が病んで人が病んでいる場合と、人が病んで脈が病んでいない場合

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平脉法第二 25

問曰.翕奄沈.名曰滑.何謂也. 沈為純陰.翕為正陽.陰陽和合.故令脈滑. 関尺自平.陽明脈微沈.食飲自可. 少陰脈微滑.滑者.緊之浮名也.此為陰実.其人必股内汗出.陰下湿也. 〈ポイント〉・脈から病症を予測し、整合性のある診断をする。

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平脉法第二 26

問曰.曽為人所難.緊脈従何而来. 師曰.仮令亡汗.若吐.以肺裏寒.故令脈緊也. 仮令咳者.坐飲冷水.故令脈緊也. 仮令下利.以胃虚冷.故令脈緊也. 〈ポイント〉・緊脈の病理 ・人によって作られる病

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平脉法第二 27

寸口衛気盛.名曰高.栄気盛.名曰章.高章相搏.名曰綱. 衛気弱.名曰惵.栄気弱.名曰卑.惵卑相搏.名曰損. 衛気和.名曰緩.栄気和.名曰遅.緩遅相搏.名曰沈. 〈ポイント〉・寸口にて、衛気・栄気の虚実、調和の状態を知る。

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