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優先順位を定め、作業の進捗を管理する 〜デザインマネージャーのお仕事11

デザインマネージャーってどんなお仕事しているの?・・・を紹介する連載シリーズ。第11回のテーマは「優先順位を定め、作業の進捗を管理する」です。

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11.優先順位を定め、作業の進捗を管理する

案件の優先順位を定め、デザイナーにしっかり伝えます。必要であればステークホルダーと交渉しスケジュールの再考をお願いすることもデザインマネージャーの役目です。終わったはずの案件の修正がパラパラやってくることもあります。そのときも何を優先するか明確にしておくと、デザイナーの心理的負担が和らぐかもしれません。また案件がスケジュール通り進捗しているか見守ります。

前回は「案件・役割をアサインをする」というテーマでしたが、今回はアサインした後にその案件をどのようにマネージしていくかという話です。

ほとんどの場合、やらなければいけない案件がたくさんあって、ひとりのデザイナーが複数の案件を抱えていることが多いのではないでしょうか?この状況のなかでデザインマネージャーとして一番大切なことは、優先順位をつけることです。

優先順位をつけ、的確にデザイナーに伝えないと、
マネージャーとしてはAという案件を先に進めて欲しいんだけど、デザイナーはB案件からやってしまっていた・・・なんてことも起こり得ます。
「まずはじめにA案件から進めましょう。Aを関係者に確認してもらっているあいだにB案件を進めていきましょう。C案件はA案件が終わってからで構いません」という感じで優先度をデザイナーに伝えます。

ただし、どうしてもリクエストされたスケジュール通りに終わらない、見積もりでは終わる予定だったけど終わらなくなりそう・・・なんてことも起きます。そのときにステークホルダーと交渉・調整するのもデザインマネージャーの仕事です。問題が起きそうになったら、可能な限り早く交渉することが求められます。

想定されなかった事象、トラブル、謝らなきゃいけないことというのは、どうしても出てきます。そのときにいかに迅速にアラートを出し、解決へ向けて動けるかが重要になってきます。

私は案件の進捗管理については、管理しすぎたくないと思っている人です。
デザイナーに「こういう案件なんだけど、いつくらいまでにできそう?」と本人からスケジュールを提示してもらいます。
結構多めにスケジュールを出してくるデザイナーもいます。ちょっと時間かけすぎじゃない?と感じたら
「もう少し早くできませんか?」
「どんなポイントで時間がかかりそうと感じていますか」
などとヒヤリングして調整します。

デザインマネージャーから「いつまでに!」とスケジュールを切ってもいいのですが、本人に考えてもらったほうが納得感ありますし、スケジュールへの責任も出てくると思います。また、工数の算出というのもひとつのスキルなので、このようなカタチをとっています。

とはいえマイクロマネジメント的に、Daily(最悪Hourly・・・)で案件の進捗などをマネージしなければいけないケースも出てくるかもしれません。スケジュールが逼迫していたり、ジュニアレベルのデザイナーでしっかりマネジメントしなければいけなかったり。このあたりは臨機応変に使い分ける必要があると思っています。

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デザインマネージャーのお仕事・第11回は「優先順位を定め、作業の進捗を管理する」というお話しでした。
デザインマネージャーのお仕事紹介シリーズは、noteのマガジンにまとめています↓ご興味があれば他の記事もご覧ください。


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