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デザイナーとしての成長を支援する 〜デザインマネージャーのお仕事7

デザインマネージャーってどんなお仕事しているの?・・・を紹介する連載シリーズ。第7回のテーマは「デザイナーとしての成長を支援する」です。

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7.デザイナーとしての成長を支援する

近すぎず遠すぎずの将来、どんなデザイナーになりたいかを考えてもらいます。このキャリアプランを元に、やりたいこと・伸ばしたいスキルを明確にし、どのようにすれば成長できるか、かつ事業にも貢献できるかを一緒に考えます。時には職種・部門を変える異動などの選択肢も考える必要があるかもしれません。

「2〜3年後になっていたい自身の姿を考えてもらう」

意外とこれを考えられていないデザイナーさんも多いのではないでしょうか?デザインマネージャーとしてこれを考えてもらうよう促すだけでも、少し先の成長した姿を見据えながら日々の業務に向き合えるので、成長への一歩になると思っています。

以前の上司にまったく同じ質問をもらったことがありました。
「大輔さんは2〜3年後どんなデザイナーになっていたいですか?」
私は正直自己顕示欲強めなところがあるので
「林大輔という名前を売っていきたい」と言いました。
そのとき上司からは、じゃあ何かプレゼンテーションする機会を探してみましょう・・・など機会を作っていただくサポートを受けたりしました。

キャリアプランというのは人によって様々です。

・ひとりでアプリのデザインを完結できるようになりたい
・UIだけではなくUXの仕事もバリバリできるようになっていたい
・フルスタックなデザイナーになりたい

という「どんなデザイナーになりたいか」というプランもあれば、

・リーダー・マネージャーになりたい
・デザイナーの経験を活かしながら、プロダクトマネージャーになりたい

と“デザイナー”とは少し違ったキャリアプランを描くこともあるでしょう。

・海外で働きたい
・この会社をデザインが強い会社だと思われる活動をしたい

というプランをいただいたこともありました。

デザインマネージャーとしてはメンバーに成長を促していくことも大事な仕事です。仕事のやりがいのひとつに「自身の成長」があると思っていて、自身の成長が感じられているときにこそ、モチベーションを高く維持できるのではないでしょうか。そのメンバーがのなりたい姿と、事業への貢献がリンクしていると、メンバーにとても会社にとってもハッピーなわけです。(言葉で言うのは簡単ですが・・・)
成長につながるようなアサインメント、成長につながるような機会を提供する・作り出すこともデザインマネージャーの役割です。

もちろんさまざまな都合で、メンバーにとって乗り気にならない仕事をアサインせざるを得ない状況も出てくるでしょう。このような状況が続くと、モチベーションの低下が起こりかねません。
しかしそんな状況でも、他の業務や自身の環境から「2〜3年後になりたい姿に近づいている」「自身の成長が実感できる」のであれば、気の乗らないタスクも受け入れてくれるのではないでしょうか(多少は・・・)。

しかしデザインチームとしてできることも限られているのもまた事実です。異職種への関心がある、チームのワークフロー・役割分担とフィットしない・・・などの場合、大きな企業であれば部門を変えるなど異動の選択肢になり得ます。

さらには違う会社の方が成長できるかもという状況も起きるでしょう。成長の過程で現状の環境の乖離がそうじることは、ある意味仕方のないことです。そのときは快く送り出すことも上司としての勤めだと考えます。

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デザインマネージャーのお仕事・第7回は「デザイナーとしての成長を支援する」というお話しでした。
デザインマネージャーのお仕事紹介シリーズは、noteのマガジンにまとめています↓ご興味があれば他の記事もご覧ください。


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