【ベンチャープロジェクト】評価とは何か?
なぜ評価をするのか?
何かを成し終えた時に、しっかり立ち止まってどうだったか?を振り返ることができるかどうかが人の成長に大きく関わります(研究事例)。とにかくひたすら「悪かったこと、できなかったこと、失敗したこと」を列記するのが評価ではありません。
次のような内容を確認して、自己の成長につなげて欲しい意図があります。
・新たに得た知識、経験から得たこと
・自分の認識が変わったことに気づくこと
・自分の認識が変わったことで行動が変化したこと(変化させようと思っていること)
望ましくはこれらの振り返りを仲間と共にやることで、自分が気づかない視点から示唆を与えてくれます。
何に対して評価をするのか?
ベンチャープロジェクトでは、次の2つの視点で評価を行います。
1つめが「プロジェクト自体」の評価です。これは、プロジェクトの目的・目標が達成できたのか、できなかったのかという点を評価します。
2つめが「プロジェクトを通してどれだけ自分が成長できたか」の評価です。
1つめは、プロジェクトの目的設定の難易度によって設定した期間内で成果を出し切ることは難しいケースが往々にしてありえます。社会で求められているのは1つめの評価ですが、ベンチャープロジェクトとしては、1つめより2つめの評価が重要です。
プロジェクト自体の評価
評価の方法(定性的および定量的な評価)
評価の方法には、大きく2つのやり方があります。
1つめは、定量的な評価です。この評価は、数値的な評価になり、誰が見ても達成/未達成を計るものです。例えば、英検1級合格、テスト83点など数的に評価できるものです。
2つめは、定性的な評価です。この評価は、数量で計測不可能な対象に対して、性質的な側面に着目して達成/未達成を計るものです。例えば、ネイティブの外国人と談笑ができているレベルに英語ができる、などと評価できるものです。
評価はすべて定量的にできれば誰もが納得できますが、世の中そういうことばかりではありません。そこで、現実的には定量的な評価および定性的な評価の2つ合わせて総合的に評価することが多くあります。
プロジェクト自体の評価
プロジェクト自体は、次のステップで行います。
最初に、目標の評価を行います。目標1つ1つに対して、達成/未達成を評価します。目標自体に数量目標があればそれが定量的な評価が可能になります。
次に、目的の評価を行います。目標1つ1つの評価を踏まえて、最終的なプロジェクト目的が達成できたかどうかを考察します。
プロジェクトを通してどれだけ自分が成長できたかの評価
プロジェクトの「企画」→「計画」→「実施」→「プロジェクト自体の評価」を通じて、自分がどれだけ成長できたかを振り返ってください。
仲間が一緒にいるならば(共同で実施したプロジェクトである場合)、「ポジティブフィードバック」と言って、仲間同士で「こんなことをやってくれたのが良かった」「あれがすごく助かった」など貢献してくれたポイントを褒め合い、それを記録しておきましょう。
個人では、次のような内容を振り返ってみましょう。
・やったこと、わかったこと(経験を新たに得たこと)
・後輩が同じことをやるのであればどんなアドバイスをしたいか
・学んだこと
・この経験を通して次に何をしてみたいか
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