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なぜスクラムマスターを続けるのか

この記事はスクラムマスターアドベントカレンダー2023の24日目の記事となります。
みなさんのスクラムマスター記事、実に勉強になります。ありがとうございます!

「スクラムマスター?なんかカッコいい!!」

元々ラグビー経験者だった自分は漠然とした厨二的な憧れを抱いてスクラムチームのスクラムマスターを担ってみることにしました。

そこでチームに貢献することの難しさスクラムマスターという役割の未知さを恐ろしいくらい痛感したのですが、それでもなおスクラムマスターという言葉と向き合い続けている自分がいたりします。

数年ぶりにその責任(役割)を担った時に感じた感想とともに、なぜスクラムマスターと向き合い続けているのかを内省してみたいと思います。

スクラムマスターは難しい

スクラムの用語を全く別の意味で使う現場、設計にまで細かく指示を出したいPO、声が届かないステークホルダー。現場が変われば人も変わって、困り事も変わります。
価値観が違う人同士では困り事も異なっていて、良かれと思って行動する自分自身が障害になってしまうことも在りますし、実際にたくさんありました。
とても申し訳なく思うし、悔しくもなります。あの時どうすれば・・・と留まってしまうこともたくさんありますが、少しでもありがとうをいただく打率をあげられたらと思いつつ、あれやこれやと向き合う日々です。ほんと難しい。

組織がいきいきしていて欲しい

今ダイバーシティやインクルージョンといった言葉を目に耳にするようになりましたが、自分が初めてこの言葉と触れたときはすでにスクラムと出会っていて、まさにスクラムマスターの世界だと感じました。
個々が強みを活かすことで組織全体がいきいきとしていく。その状態をつくる。これは自分自身がいきいきと在りたい想いが入り口にあります。
人に指示を出されても言うことは聞けないし、ろくな仕事ができない。そんな自分でも活躍したり貢献できたりする場や機会をいただけることはとても尊くて、同じ経験を他の人にもしてもらえたらと考えるようになりました。

スクラムが最善の方法だと信じている

これは初めてスクラムマスターをやった時にはなかった感情です。
経験したからこそ、この可能性を信じていられるのもまた、スクラムは経験主義である裏付けなのかもしれません。
自分はスクラム以上に質の良い意思決定を素早く積み重ねる方法を知りません。誰かと協働してゴールに辿り着ける方法を知りません。アジャイルをスクラムを活用して、まだ見たことのない世界をたくさん見たいし、仲間たちと共に見れると信じているのです。それと同時に、よりより働き方は常に見つけ出せたらとも思っています。

おわりに

今、自分として色々と肩書きがあるなと感じてもいるのですが、何か一つ残すとしたら、スクラムマスターを残すと思います。
ZuziさんのScrumMaster Wayの概念を知ったことも視座をあげる意味でとても影響を受けましたし、その実践と「よりよく」とに向き合うことは、人や組織と向き合う終わりのない旅だとも感じています。
未だにスクラムマスターを言語化したり定義したりすることは難しいと感じてもいるので、人に伝えられるように、在りたい姿を体現できるように、スクラムマスターと向き合っていきたい所存です。


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