見出し画像

挨拶を学ぶー№1


挨拶の難しさに気付く

高校を卒業し
右も左も判らないまま社会に出て
最初に就いた仕事が銀座のクラブ
のボーイの仕事でした。

その仕事を、紹介してくれたのが
原宿族と言われた同郷の先輩です。
彼の愛用車が「スカイラインGT-B」
タイプで、彼は残念なことにその車
で超高速を出して表参道と明治道り
の交差点での事故で亡くなりました。

彼は、高校時代に私が二度がない
真剣勝負舞台照明のアルバイト的な
ことをしていたのを知っていて舞台
照明と同じように取り返しの二番の
ない(二度と取り返しのつかない)一瞬
たりとも気の抜けない超高級クラブの
ボーイの仕事を仕事をお前ならできる
と言って紹介してくれました。

昭和後期以降に生まれて来た若者は
ご存じないと思いますが、その職場
には政財界の一流の著名人、芸能人
などの社交の場でしたので接客応対
やおもてなしの応対はいつも刃の上
でしているような雰囲気で中途半端
な気持ちではできない仕事でしたが
チップの多さは他に類がありません。

この体験で学び知ったことが現在も
多い役立っています。
幾つか例を期しますと、
1.お客様のその日気分を挨拶から察する
2.黒子の精神でお客様のその時の気持ち
 をいち早く掴んで相手に合わせた応対
 
する接客やもてなしをする。

3.常に「山の麓から頂上を見上げる」謙虚な
 意識で応対する≒お客様は神様の捉え方。
4.常にお客様と「正対」し背中を向けない。

5.お客様のお名前と個性(特徴)を覚える。
6.真顔は厳禁にこやかな和みの表情で
 平らで裏表の無い言葉遣いをする。

7.お客様の好みを確りと覚える。
 (ホステス・飲食物・たばこの銘柄)
8.在店時間の長短を掴む。

9.移動先の店と係を覚える。
10.感情の起伏の多少、変化の掴みどころ
 を弁えて応対する。

上記した1.の挨拶でいつも気を付けていた
ことが以下の図にある言葉です。

プロの挨拶

その頃は未だ「思い遣り」のことを知らず
【敬意表現】【謙虚さ】【誠実さ】
と【感謝】の言行態度を強く意識して
勤務に就いていたと覚えています。
以下タブー集もその時に教わった経験
で重く受け止めた【無視の行為】です。

サービス業従事者の厳禁行為は【無視の行為】


皆さんはスマホが浸透した現代社会で
以下のような体験がありませんか?

1.    メールで問い合わせても既読なのにレスがない
2.    「はい」と受諾の返事をしても何の行動もしない
3.    SNSでメッセージを送っても既読スルー(K.S)
4.    挨拶メッセージを入れても既読スルー(K.S)
5.    挨拶しても知らぬ振り

6.    電話をしても電話口に出ない
7.    約束したことをしない
8.    折り返し連絡すると言って連絡してこない
9.    報告・連絡の義務を果たさず
   その相手を無視する
10. 他人の意見を無視する態度をする

11.  自分が無視されたら怒り狂う
   ≒理由を聞く・詰め寄る
12.  セクハラ・パワハラなどのハラスメント
   行為を見て見ぬふり≒無視する
13.  返事をしても相手の気持ちを
   無視した空返事をする
14. 対面上、人に寄り添うと言うが
    表裏がある≠表裏一体
15. 相手に正対せず上の空で
          会話≒電話をする

16.  命令(受命)に従わず無視する
17.  信号無視する≒交通・
           心の信号・言葉の信号・
           目線が上ばかり見ている
18.  他人の喜怒哀楽を無視する
19.  他人の言葉遣い・行為・態度
         を無視して自分の意思で言動をする
20. 周りの人の目や思惑を無視する

21. 聞く耳を持たず相手の意思を
          無視した言行する
22. 触合う相手を見た目で無視する
23. 一個人として接してくれない人を無視する
24. その場その時の感情により他人を無視する
25. 自分の欠点を言った人を無視する

26. 自分に都合の良くない人は、
          人間性を無視する
27. 自分以外のことは無視する
         ≒孤立・引籠る・自己中
28. 感謝の言行態度を無視する≒人見知り
29. 無視行為は犯罪や事件の
        起因・要因・誘因となる自覚が無い
30. 自分の立場以下の人を無視する

31. 他人の成果を無視する
32. 組織の人間としてルール・
    規律を無視する
       (コンプライアンス無視)
33. 面識のない人について
        他人の意見に惑わされ無視する
34. 自分の損得(利益)で愛嬌と無視
         の行為を使い分けている
    (裏表のある言動・行為をする)
35. 刹那な意識の下、無視する

多種多様なお客様や顧客、様々支援者
に支えられて、売上が生まれその結果
会社や生活が成り立つサービス業です。

どんなサービス業であっても必要不可欠
なのは、「お陰様で、有難うございます
と言うお客様への
『感謝への意識と感謝の表現伝達』です。

勿論、サービス業は売り手と買い手との
間で成立するもの、それは感謝(お礼)の
キャッチボールで成立っています。

このサービス業の一従事者として
絶対にしてはいけない行為が【無視】です。

何故なら、客商売の心「感謝」の対義語=
反意語が当たり前・義務違反・無視故です。

当然、仕事上で結果成果を出し売上も有り、
それなりの実力がある方も多いでしょう。

noteでの色々なで出品者も皆サービス業の
従事者であると認識しておくことです。

何気ない【無視】の行為があなたの大切な
信用を落とし信頼を失う結果になります。

返事なし=今でいう、レスをしないで
取引を取り消された人も多く見ました。

人間は、様々な感情と個性的な心を持つ故に
ネガティブな(-)の活動は避けたいものです。

私は、相手がどんな人物なのを知るために
リアルな挨拶やデジタルでの挨拶をします。
その結果を踏まえて次の心身の行動をします。

こちらのアクションに対し、
何の挨拶を返して来ない人、即ち最初から
マイナス(ー)を背負っている人には、リアル
でもデジタルでも慎重にお付き合いします。

人は、心に寂しさや虚しさがある時の行為は
心に大きな闇を作る要素になります。

裏社会や社会から疎外される人は
この筋の通らない【無視】に強く反発する、
と言うことを身を以って体験しました。

秋葉原で起きた殺人事件の犯人が事件後に
言っていた以下の言葉が忘れられません、
「誰も自分を認めないで知らん振りをする」
=無視の行為。

私は子供の頃、両親が互いの存在を無視し
一年以上も言葉を交わしませんでした。

「無視」「既読スルー(KS)」は、イジメ、
ハラスメント、犯罪や事件を起こす元です。

自己都合で軽率に無視(KS)をしたい人は
対人サービス業の従事者に不適切です。

今だけの対外的なスキルやお金重視の人は、
本質から言うとサービス業には、不向きと
感じることや人を多く見て来ました。

サービス業は、
顧客を始め下図の支えて頂ける人に対し
「万人を慈しみ愛する心、奉仕の心、仁=
他者を思い遣る心、黒子の心」などと言う
もてなしやホスピタリティ意識を備え持つ
人が向いていると思います。

魅力ある挨拶力は


A.「ひと言」の挨拶に心を篭めて!
挨拶は人間力を身に着けるための登竜門

挨拶は、
カクテルで言うなら作るのが簡単に見える
ジンフィズやマティーニと同じです。

即ち、
簡単に出来たり、見えたり、思えたりする
ものほど奥が深く難しいということです。

当たり前になっていたり、
マニュアル通りに出来ていると思っている
自社、店舗、挨拶をもう一度見直しましょう。

挨拶の語彙は、
相手の心を開き相手の良い部分を引出す
ためと言う意味がです。
挨拶は人間の基本で、人間関係の原点です

では、なぜ挨拶が人間の基本なのでしょうか。
挨拶は人間関係の原点で相手と自分に対する
思い遣りの気持ちのキャッチボール故です。

挨拶の言葉には、
いくつもの思いや心が篭められています。
「ひと言」の挨拶は、生きるため生きて
行くための大切なライフスキルです。

「ひと言」を含めた挨拶は、
「人間力」の原点であると共に人間関係力
(≒コミュニケーション力)であるにんげん力
の中の「人源力」と「人現力」です。

心の通う挨拶は、
人と人との繋がりを結びつける役目を持ち、
人とのご縁を創出する役割を果たします。

と同時に、
人柄や相手に対する意識や心が表れ易い
「人現力」でもあります。

「ひと言」の挨拶には、
下記したように幾つもの意味が含まれ、
その思いが篭められています。

1)   「おはようございます」

あなたに支えられていることに感謝します。
私は元気です。
あなたも元気ですか?
皆さんはいかがですか?
早朝からお疲れ様です。
 (ご苦労様です)

皆さん、私は元気ですから、
要らぬ気遣いはしないで下さい。

今日と言う一日の為に、
新しい気持ちでスタートしましょう。

今日一日皆さんも私も悔いの残らない
一日にしましょう。
皆さんは、頑張っていますか?
 私もこれから頑張ります。

この「おはようございます」のひと言は、
人の文字のように、
人々の支えがあり生かされている証、
その支えがあり日々生きられて生活
出来ることへの「感謝」、「思い遣り」
「励まし」「礼を表すお陰様の心」を凝縮
している言葉です。

2)  「こんにちは」

今日と言う一日、どうぞよろしくお願いします。
あなたに出会ったことに感謝します。
皆さん、私は元気ですから、要らぬ気遣いはしないで下さいね。
今日と言う一日の為に、新しい気持ちで仕事に励みましょう。
今日一日皆さんにも、私にも悔いの残らない一日にしましょう。
今日の心のお天気は如何ですか?
私は元気です。あなたも元気ですか?
皆さんはいかがですか?
皆さんは、頑張っていますか? 私もこれから頑張ります。

3) 「こんばんわ」

今晩は如何お過ごしですか?
こんな晩まで、お疲れ様です。
夜になりましたが、お元気ですか?
今日も晩方になりましたね。
 挨拶した相手への一日の労いや慈しむ心が篭められています

4) 「ようこそ」や「いらっしやいませ」

お見え頂きとても有難いです。
よくお越し頂きました。
いらして頂き感謝しております。
当店を選んで頂き、誠にありがとうございます。
  (心から感謝します)
わざわざお時間を割いて頂きありがとうございます。

5)  「いってらっしゃい」

気をつけて行ってきて下さい。
 あなたの留守中、お任せ下さい。
留守を頑張って守りますから安心して出かけて下さい。
あなた宛に電話や用件が入った場合は代わりに応対対応しておきます。

6) 「行ってきます」

日常的な出かける時の行ってきますは、
これから外で仕事をしてきます。
外出先で頑張ってきます。
留守にしますが留守中の色々な
 サポートやアシストをお願いします。
留守中の安全と保守をお願いします。
 用件が入ったら代わりに応対や対処して下さい。

このような語彙のある
「行ってきます」に対しての返事は、
「はい」の一言だけでは不十分ですので
「はい、気を付けていってらっしゃい」
伝えることです。

長い語句に出来ない心のメッセージを
日々「ひと言」の挨拶に心を篭めてしていると、
「ひと言」の挨拶をすればするほど「利他の心」
と共に「愛」が心のプールに、少しずつ溜まり
豊かで幸せな心になれます。

この様な挨拶のライフスキルを育むことで、
日々自分が自由になる感覚が強くなります。

心を込めた挨拶をする度に、
豊かな人間関係の構築がなされるのです。

心を込めた「ひと言」の挨拶をする度に、
積極自発性が生まれ、自立心が高まり、
そして大人として独立した人と成れます。

相手が仲間、先輩、上司、お客様、後輩
でも自主性を持ち積極的に自発的に挨拶
の活動をすることです。

自から近づいて
積極的に挨拶をする人は、美しく見えます。
また、
相手により変化させる挨拶は、その行為態度
がとても愉しいものです。
自分の良心と良識、人として自由であること
を表現しているのと同じです。

「ひと言」の挨拶は
奉仕、誠実、率直、対等、自己責任を
支えにした相手への励ましです。

「ひと言」の挨拶で、
「人原力」が豊かになり人との触合いに
大切な「人現力」が身に着きます。

☆挨拶は、
次のようなことを自分や相手に生み出し齎します。

1.創り出す・創られる、
2.出来あがる
3.繋がる
4.感じ取る・受け止める、
5.芽生える・発生する、
6.認める・認識する・自覚する・意識する
7.敬う・尊ぶ
8.人間力の伝達 など

以上のようなことを表す語として、
 一日のスタートは、明るく爽やかで
 元気なひと言の挨拶から

*仕事は
 ひと言の挨拶で始まりひと言の挨拶で終わる

ひと言の挨拶はコミュニケーションの源

*目と目でひと言の挨拶

ひと言の挨拶で心と心を繋ぐ

*接客接遇サービスにひと言の挨拶は付き物

*おもてなしはひと言の挨拶から

*心の触合いは、ひと言の挨拶から
ひと言の挨拶は、人と人との潤滑油
ひと言の挨拶に、人柄が出る
ひと言の挨拶は、マナー(思い遣りを表す形)の現れ
ひと言の挨拶で、一日が始まる
*人付き合いは、ひと言の挨拶から
*挨拶は人と人、心と心を繋ぐ潤滑油

B.『挨拶の語彙を知る(挨拶の原義)

』=
「開く」「押す」という語彙。
』=「押し返す・引き出す」という語彙。

要約すると、
挨拶とは、相手の心を開いて相手の
良い部分を引き出すということです。

また、「礼に始まり礼に終わる」
これは礼儀作法の教えです。

人との触合い時に礼を表すのは『挨拶』です。
極当り前の事ですが、中々マスター出来ません。

それは、見た目の形式に捕らわれてしまい
肝心な心や気持ちが篭っていないからです。
自然体で心の篭った挨拶が出来るよう日々
努力して行きましょう。

先ず、
挨拶する時にアイ(愛)コンタクトしましょう。
挨拶は「相手を押す、押し合う」、
「挨」と「拶」という語、共に「心を開く」
「迫る」という意味があります。

挨拶をする時に「目は心の窓」と言われる
相手の目を見てすることです。
(心の窓を押して開く)
同時に、大切なのが相手の精神状態や体調、
状況を察し、それに合わせた言動をする。

このようなキチンとした挨拶は、お互いの心
を通い合わせる為にとても大切な事です。

挨拶はあなたの大切な人を作る第一歩です。
大切な人へは「思い遣りの心」 
「感謝の心」を込めて挨拶をします。

いつもニコニコしているのに、
今日は笑顔がない。顔色が悪い。元気が無い。
などと、相手の色々な情報を知ることが出来、
その相手に合わせた思い遣りの心が生まれます。

そして、相手に対する思い遣りの言葉や態度
行動が生まれ活かされます。

「元気ないけど、どうしたの?」とか
「顔色が優れないのはなぜ?」とか
このように相手を気遣い、心配する
ことは相手を思い遣る心の表れです。

素晴らしい挨拶は、挨拶をする相手に
安堵感、安心感と信頼感を与えます。
どんな簡単な挨拶でも、
心を込めてする癖をつけましょう。
人と人とのは、挨拶から始まります。
人のも挨拶から始まります。

挨拶の感じの良い人

信頼されますし人柄の余韻も残します。

挨拶はより良い人間関係を大切なこと
に欠かせない大切な事なのです。
「あいさつは、どうしてするの?」と
純な心の子供達からよく質問されます。

①「新しい友達をつくるため」
②「誰からも親しみやすい自分になるため」
③ 「知り合いの友達と仲良くするため」
④「親しい友達と心のキャッチボールをするため」
⑤「友達の返事から、心と体調を知るため」
⑥ 「自分の気持ち健康状態を心配させないため」
⑦ 「親兄弟への礼儀として」
⑧「感謝を表わすため」
⑨ 「先生などと心を通わすため」
⑩ 「自分を元気にするため」
などと、答えるようにしています。

これを、「大人」に説明する時は、

1. 挨拶の原義の自覚
 [押す、押し返す、迫る、開く、知る(察知する)]
※定かではありませんが国技のスポーツでの
 「押スッ」は此処に由来すると推測します。
2. 新しい人間関係の原点
3.人としての礼節として
4. 社会人の義務として
5. 感謝の心を現すため
6. 人間関係を円滑にするため
7. 自己表現の方法の一つとして
8.思い遣る心を現すため
9. 尊敬の意を表すため
10. 余計や気遣いをさせないため
11. 謙虚な心を示すため
12.  心の窓を開けるため
以上。

一人の人間、親として、一社会人
としても相手を認めることとして、
挨拶のこの原義を当たり前に弁えて
おく大切ことです。

C.挨拶力を身に着ける
≪大切な人への、大切な挨拶を、大切にする≫

挨拶は、人間力とも言えるライフスキル
(接客・接遇力)を身に着けるための登竜門


挨拶の語彙は
[相手の心を開いき相手の良い部分を引出す]
ためです。

この語彙から
【あ・い・さ・つ】について次のように
覚えて、挨拶をすることをお勧めします。

【Aタイプ】

(あ)相手の目を見て・
(い)いつでも・
(さ)さきんじて
(つ)つづけて一言

【Bタイプ】
(あ)
アイコンタクトして
(い)いち早く
(さ)察知して
(つ)次のアクション

また、挨拶により、
自らや相手の心に生まれ、齎す(もたらす)
様々な要素と役目、役割をいつも認識して
おくことが、心の通った挨拶に必要です。

D. 挨拶に使う言葉と語句

挨拶言葉の組合せで出来ること

応え易い挨拶言葉と応え難い挨拶言葉

挨拶には、
「いらっしゃいませ」「ようこそ」と
言った挨拶された側が応えの言葉に困る
一方通行の挨拶言葉と
「おはようございます」「こんにちは」
「こんばんは」「ようこそ」のように、
挨拶のキャッチボールが出来る言葉が
あります。

心の通い合う挨拶が必要な親しい間柄、
大切な人、お客様や患者さんなどには、
挨拶のやり取りが出来る言葉を使います。

同時に、
挨拶時の表情と態度、口調(スピード・
イントネーションなど)も大切な要素
ですので、意識して挨拶することです。

また、大切な人のおもてなし、
人為的な付加価値や品格を重んじて営業
している業種や業態でも大事なことです。
「心の通い合う言葉」での挨拶は、
『信頼』と『絆』を創ります。

お互いが身体を触合う時の挨拶言葉

握手やハグの時に使う挨拶言葉、
「よろしくお願いします」
「ありがとうございました」
「お元気で」「また、お会いしましょう」
などの時にもキャッチボールの出来る
言葉を用いることが大切です。

また、言葉のやり取りの際、
目線・態度・動作も相手への心が表れる
ことを意識して行います。

言葉と身体でする挨拶は、
お互いが礼節のある親近感を感じる言葉
を用います。

感謝、御礼やお詫びの挨拶言葉

「ありがとうございます」
「お世話様でございます」
「◇◇◇、心より御礼申し上げます」
と言う感謝(深謝)や御礼を伝える言葉。

「誠に申し訳御座いません」
「大失礼致しました」
「御心配をお掛けし反省致しております」
「ご迷惑をお掛けし、心よりお詫び致します」
「今後このようなことの無い様に致します」

「この度は、私どもで不行き届き(不手際)が
 御座いましたこと心よりお詫び申し上げます」
と言ったお詫びや謝意を伝える挨拶言葉は、
ひと言ひと言ハッキリと丁寧な口調でと話します。

同時に、
身嗜み、表情、目の表情・目線、顎の角度、
立位・座位、姿勢(背筋・足元・手)、お辞儀に
細心の注意を払う必要があります。

特に、お辞儀は腰から行い、
感謝や御礼の際に1~2秒、謝意の時には
2~3秒程度曲げ切った時に静止すること、
また、謝意の挨拶の場合は身体の起こし方を
ゆっくりとし起こしきったところで足元を合せ、
背筋を伸ばし、顎を引き目にし、口元をキチン
と結ぶ、ことが大事です。

挨拶言葉と語句

(組立てのポイントと例)

挨拶する際に用いる語句と言葉の組立て、
組合せの基本は以下の通りです。

語句+形容詞=形容語
(季節の語や天候、状況・状態、
立場、意識など)+語句、が基となります。
※【語句とは】次の内容を指します。
単語/名詞/動詞(自動詞・他動詞・
可能動詞) /形容詞/形容動詞/副詞
連体詞/感動詞/助動詞/助詞(格助詞
接続助詞・副助詞・終助詞)

【挨拶言葉として避けるべき語】

接続詞
だから・それで・それゆえ・すると
故に・そこで・しかし・だが・そして
けれども・ところが・でも・それなのに
すなわち・たとえば・つまり・ただし
だって・なぜなら・・さらに・そのうえ
それに・しかも・また・さらに・また
それから・および・ならびにそれとも・
または・あるいは・もしくは・ときに・
さて・では・ところで
のような言葉は挨拶に用いないことです。

丁寧や品格を要する際の言葉は
《っ・ゃ・ゅ・ょ》などの小文字
の語句は極力使わないこと。

もてなしなどで挨拶言葉として使われる
方言を交えて使うことも時に必要です。

1.一つの語句を使う挨拶言葉

おはよう御座います/こんにちは/こ
んばんは/ようこそ/いらっしゃいませ

(参)おおきに
[=大いにありがとう(ありがたい)の意]

2.二つ以上語句を組合せた挨拶言葉

お待ち致しておりました
ようこそ、お待ちしておりました
ようこそ、お越し下さいました
ようこそ、お見え頂きました
ようこそ、暫く振りで御座います
大変、御無沙汰致しております
ようこそ、お待たせ致しました
おはよう御座います、朝露が気持ち良いですね
おはよう御座います、清々しい朝です
おはよう御座います、
 今日も良い一日なると良いですね
ようこそ、お寒い中、大変お待たせ致しました
こんにちは、ようやく春らしくなりましたね
こんばんは、夜風が心地良く感じますね
〇〇さま、ようこそ(場面により)
ようこそ、〇〇さま(場面により)
ようこそ、〇〇へ
〇〇へ、ようこそ
お寒い中、ようこそ
寒さ厳しい中、ようこそ
風の吹き荒れる中、ようこそ
雨の中、ようこそ
この天気の中、ようこそ
お足元の悪い中、ようこそ
お暑い中、ようこそ
残暑厳しい中、ようこそ
遠路遥々、ようこそ
ようこそ、〇〇さま、お待ちしておりました
ようこそ、〇〇さま、お越し頂きました
〇〇さま、ようこそ、お見え下さいました
和食処(形容・装飾語)〇〇(固有名)へ、ようこそ
ようこそ、和食処(形容・装飾語)〇〇(固有名)へ
お寒い中、ようこそお越し頂きました
寒さ厳しい中、ようこそお越し頂きました
風の吹き荒れる中、ようこそお越し頂きました
雨の中、ようこそ、お見え下さいました
この天気の中、ようこそお見え下さいました
お足元の悪い中、ようこそ、お見え下さいました
お暑い中、ようこそ、お越し頂きました
残暑厳しい中、ようこそ、お越し頂きありがとう御座います。
お越し頂く途中は、お寒く御座いませんでしたか?
遠路遥々、ようこそ、お越し頂き心より深謝申し上げます
以上、おもてなし・接客接遇の場で多く
用いられる挨拶言葉を抜粋して載せました。
店舗・会社や環境に合せた、
貴方だけの挨拶言葉は
貴方の≪挨拶力・人現力≫を示し伝えます。
E. 挨拶と挨拶力のまとめ
〇挨拶時の目線と態度
挨拶は、見た目(外見)、社会的地位、
年齢、一見や常連のお客様、知人友人、
障害者、上司、部下に係わらずいつも
同じ目線の高さ、或いは遜った謙虚な
下から目線ですることです。
また、顎を身体に平行にし手と足元を
安定させて行うことに心掛けることは、
人現力を示すために疎かに出来ません。
見送る為や遠くから見つけて貰う為に、
挙手や手・手のひらを左右に振るなど
のような挨拶を意図する仕草もあります。
〇〇〇(歩き・余所見・身体揺すり・
何かを行い・飲食)しながらの挨拶は、
相手へのネガティブな潜在意識や想い
が現われますので注意することです。
と同時に自らの心に反し誤解をまねく基も
成り兼ねないことを強く自覚することです。

挨拶力の大小は、人現力の表現であり、
思いやる心の物差し」と言っても過言
ではありません。

№2.続く

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?