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支え合う人の字を“当たり前“と自覚

人の字の心を心身の活動に生かす

📚辞書検索-人の文字の成立ち

出典)漢字・漢和辞典-OK辞典

人の字

多くの人に支えられる
ことを表す人の文字
実はこの字の解釈が
二つあるそうです。

一つ目は、
この文字は象形文字です。
横から見たひとの象形から
ひとを意味することにより
の漢字が成り立ちました。

もう一つは出典不詳ですが、
漢字の起源の甲骨文字
人という字は一人で
立ち上がる様子詰り
“自立した人間を表すもの”
と解釈されています。

古典「孟子」に【仁は人なり】と
書かれているのですが、
仁というのは
「人と人が親しくくっ付く」
と言うイメージを持つ漢字です。

今までの字の成り立ちは
“人と人が支えあって出来た文字”
と言われてきました。

それは、テレビドラマ
「3年B組金八先生」
の中で先生役の坂本金八が
生徒たちに話した
人は人によって支えられ、
 人の間で人間として磨かれる

と解釈され、即ち
二人の人が支え合っている
ことである、と多くの人達が
理解して使われてきました。

それは、明治時代初期、
教育者で第一高等学校
(東京大学の前身)の校長
でもあった新渡戸稲造氏が、
著書『世渡りの道』の文中で
人という文字は二本の棒
 よりなり、短い方が長い方
 を支えている。
 両者が支え、支えられつつ
 構成している

と記していたことに拠るそうです。

🟠現代社会の「人の文字」

個人が優先され、
各々の個の力を重んじる
今の社会では文字「ノ」は、
支えられる人の人間力
(個人の能力・意識・経験)
により大きさが変化すると捉え、
支える文字も大きさが変わる。

🟠支える側の例

🔺スポーツ界で活躍する人を
  管理する側の人
🔺メンタルや体力スキルの
  コーチやトレーナー、
🔺サービス業界で働く人の
  指導者・トレーナー、
🔺顧客に接する現場で
  働くサービスマン、
🔺様々な現場において実際に
  働く人の管理指導者、
🔺普段の社会生活での
     夫婦や友人関係
 ・・・等々。

この気持ちを自らの心の支えとし、
社会生活上対人関係構築に生かす
ために「認める」「敬意表現」「感謝」
「誠実さ」「謙虚さ」などと言う心の
構成要素であると受けとめながら
心身の活動に努めましょう。

その結果として様々な社会問題を
減らすばかりか、社会生活上での
円滑な人間関係構築に役立ちます。

🟠人間力(対人関係構築)を支える柱

自分の心&対人関係構築の支え

この人の文字の心が、現在までの
私達の心の在り方・生き方の基礎
となり対人関係にもに多くの影響を
与えてきたと考えられます。

同時にその心は、人の心に染み込む
言葉の重さと共に言葉の通り友達同士、
また、地域の人々との和と繋がりで、
人として支えられ磨かれていること
を実感出来る言葉とも言えます。

また、以下の捉え方もあります。

🟢企業・組織を支える

会社を支えて頂いている人

🍀意識改革からのソリューション

ここまで人の文字のルーツについて
書きましたが、現在、日本の社会問題
となっている利己的意識、モラル欠如、
スポーツ界や教育現場や会社内での
パワハラ、指導的立場の人のセクハラ、
モラハラなどの出来事や心苦しい事件、
一部の国家公務員のコンプライアンス
を逸したと受止められる行為や態度に
見られる人間力の未熟さです。

このような人や悲しい凶悪犯罪事件を
引き起こしている人の「心の礎(土台石)
に足りないのは、互いに人と支え合って
人と人の間で暮らしている自覚と共に
リアルバーチャルな人に支えられている
人の文字の自覚と認識を決して忘れない
で社会を生き抜くと言うことです

互いが支え合い生きていることの意、
「他人を敬う心」の自覚と実践は、
自心に「嘘や言い訳」をしないで
自分の心と真摯に向き合う「自省心
互いが人間と認知し合う心と言行
の欠如に因ると受止めています。

正直、これは長年接客マナーは心の礎
を書きながら気付かされたことであり、
過去に平気でした時期がありました。

また、
最近S.N.S上やメッセンジャーなどで
自らの行為を格好良く表現する「スルー」
という文言が使われています。

他人に対しては「スルー」して平気でも
自分が発したメールに「レス」がないと
感情的になる人も少なくありません。

この「スルー」は紛れもなく【無視】
であり人として認めず活動です。

※営業メール・見ず知らずの人への
 「無視・スルー」の行為は許せます。

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