見出し画像

謙虚さに繋がる「謙遜」


「謙遜・偽謙遜」の語彙の認識


「謙遜」
は、
相手との関係に於いて単に自らが
遜ると言う心身の活動だけでなく、  
どのような相手に対しても、常に
己の心を失わないことです。  

謙遜は、
己の公私の勢いがどんなに盛んな者
であったとしても必ず衰え滅びる時が
来ると言うことを表わす【盛者必衰】
を自覚認識した上で己の名誉に先立つ
心身の活動です。  

それは、言行・態度が自然体で
「有りの侭の自分を
 素直に認める心身の姿勢」
を備え、
謙遜の出来る人は「自分の言うこと
と存在(言行態度)が一致する人

のことを言うと解します。  

では、
このような自分を確立出来る人は、
世間にどの位いるのでしようか?  

人は、自分が本気で駄目と言う時は
本当に駄目な自分を頷いている時で
相手を心から認めて誉めている時は
本当に相手に対して敬意表現の言行
(=リスペクト意識)がある時です。  

謙遜が出来る人は、
真(誠)の心を備え正直で誠実な人で
自分に対する評価を望み求めない人
のことを指すと経験から思います。  

そう言う人は、
自分を過小評価も過大評価もせず
淡々と自分の有りの侭の心身の姿
を認められる人と言えます。  

そのような人は好感が持て心が開け
付き合い易い人」であり最終的には
人々から大きな支持を得られます。  

現代社会では残念ながら自己主張を
する人が増えて来ました。

多くの人達が謙遜になれないで傲慢に
成り易いのは、その人が物事の真理や
人の道に真剣に取組まないからかも?  

人は、
現状に安住し道を極める努力を知らず
知らずの内に怠ってしまうと人として
の成長が止まるだけでなく傲慢になり
卑屈になる場合が多いと体感しました。  

そう考えると、謙遜の出来る人に成る
道程はそう簡単ではないと思えます。  

🥃心のコップの水

以下はあくまで私見ですが「謙虚さ」は
【自分自身の心のコップが空の状態を
 偽らず正直に表現すること。】
 
「謙遜」は
【我欲を捨て心のコップの中の水量が、
 どの位あるのかを素直に表すこと。】
 

イメージ図

プライドの高い人に多い「偽りの謙遜」は、
心のコップの中にある程度の水が
 入っている状態なのに空だと偽り、
 自分に都合良く美味しい水を注い
 で貰うことであり、それは傲慢で
 自分中心(利己的)な意識を言うこと。
】  
であると解します。

では、
どうしたら何時どんな時、
誰に対しても自然体な謙遜が
出来る人に成れるのでしょうか?  

その第一歩は、
謙虚と謙遜とはどのようなことかを
正しく学び知り理解して身に修める
ことであると思われます。

体験からお話ししますが
心のコップが空の状態で人と触れ合うと
人の意見を一旦空のコップに有難く注ぐ
ことが出来、その味を味わうことが出来
口に合わない味なら後に捨てられます。

これは以前より記している「四本の柱」の
一つであり認知<謙虚<敬意表現<感謝
のプロセスに必要不可欠な心の要素です。

夫々の大切さを実感しました。

頭の良い読者の皆さんはお解りでしょうが
総て触れ合う人への思い遣る心に繋がります。

📚謙虚と謙遜-辞書検索

📚辞書検索謙虚】 

控え目で、慎ましいこと。
遜って、素直に相手の意見などを
受け入れること。また、その様

📚辞書検索【謙遜】
遜ること。
控え目な態度をとること。
また、その様。


🟢謙遜の「四文字熟語」

🟢寡聞少見(カブンショウケン)
 見識が狭く世間知らずなこと。

🟢寡聞浅学(カブンセンガク)
 見識が狭く学識が浅いこと。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?