にんげん力と人間力の可能性を引き出す
👧4つの人間力=にんげん力の解説👨
漢字の「人間」の元となる要素のことを、
私見ながらひらがなの「にんげん」と捉え、
『人間の保有能力』である知情意と仏教の
教え基にを、以下の四つの語にまとめて
「にんげん力」と定義してみました。
日々の人との触合いのある社会生活勿論、
おもてなし、接客・接遇サービスやの場
に無くてはならない「にんげん力」と捉え、
その要素それぞれを学び知り知識として
確りと認識し生きるための知恵として
公私に生かすことは人として生きるため、
社会や企業の成長に繋がり役立ちます。
1.人元力
生きる為に必要な「磨かれた五感」
と「豊かな感性」(第六感)が人としての
心を生む【元】(根本)と捉える。
リアル(real)なものとして感じることと、
アンリアル(unreal)≒virtualなものとして
感じとることがあります。
※五感(五官)
=味覚・臭覚・触覚・聴覚・視覚+六感。
◍人限力
霊長類と言われる人間だけが
限られて保有している感性を言う。
仏教で言う六根・六境と六識
六根-眼(げん)=六境-色(しき)
六根-耳(に)=六境-声(しょう)
六根-鼻(び)=六境-香(こう)
六根-舌(ぜつ)=六境-味(み)
六根-身(しん)=六境-触(そく)
六根-意(い)=六境-法(ほう)
六識は、以下の人の持つ夫々の
器官から生じる感性を指す。
眼識(げんしき)耳識(にしき)鼻識(びしき)
舌識(ぜっしき)身識(しんしき)
上記の五識をまとまり生じるものを
意識(いしき)。
五感を磨くとは、
六根六境により心の中の意識として
生まれる夫々の精度を上げることです。
👀人眼力
人眼力
=人を見る(診る・覧る・観る・看る・視る)
目や能力・眼力を称した自作の語句です。
いかに他人と違う人眼力を持ちそれにより
異なった捉え方や動きが出来るかが決め手。
【眼力】=目で物を見る力。視力。ガンリョク。
物事の善悪・真偽・成否などを見抜く能力。
人や物事を理解する気持ち 理解のあること
【眼識】ある状況を深く、明解に見抜く力。
良い認識。
類語として、識見・見識・看破する力・
洞察力・読・活眼があります。
眼識、洞察力を備えている人には、
人としての目利きの力のある人、
具眼(ぐがん)の士、慧眼の持ち主、
人を見抜く眼力の持ち主、名伯楽、
見巧者、美術品などの鑑定士、
お宝の鑑定人、眼力がある人、
〇〇の名人、新人発掘の達人、
目や口などが肥えている人、
鑑識眼や鑑賞力のある人、
人や物事を見る目が高い人、
優れた目利きの出来る人、
確かな評価能力を備えている人、
プロと言われる人、
グルメ・舌が肥える人、
感覚が豊かな人。
*正見=
正しい見解・正しい見方をすることが出来る人。
2.人原力
人として「原点」と捉え人間とて
必要とされ、利他心とも言われる
思い遣り、感謝、奉仕、謙虚さなど
の様々な心と知識と社会人としての躾、
マナー、モラル、ルール、所作
コンプライアンスと言うを指す。
対人関係で言えば、
マナー修得が「原点」となり思いやりや
ホスピタリティ(おもてなし」の心を備え、
人としてのモラルを弁え、表現伝達の
基礎となるスタートになるということ。
【この中に以下の力も含まれます。】
✡人幻力
実際にあることが確かめられなく、
実体がないのにあるかのように見せる力。
すぐ消え去る儚いものの喩から、
諸行無常の心で物事に当たる力を指す。
人に幻想や幻覚を与える力を指す。
✡人玄力
奥深くて微妙で深遠な道理を備え持っている人。
根源の道より心の根を指す。
✡人厳力
威厳な人柄。神聖なこと。
※【5常十徳】と言われる『仁・義・礼・
智・信・忠・孝・悌・忍・畏・忍・畏』
の修得に努める力を指す。
※物事を考える時の出発点となること。
*正思=
正しい思惟(シイ)であり正しく考え
正しい心構えを保つ、思考を指す。
※思惟(シイ)考えること。思考。
思惟:(シユイ)とも読む。
対象を心に浮かべてよく考えること。
*正念
=正しき憶念(オクネン)です。
※憶念(オクネン)深く思い絶えず忘れないこと。
また、その思い、執念。
*正定=正しき禅定であり、
静慮にして精神を統一することです。
3.人現力
自らの人格、意思、意識、ビジョン
を明確に表現、伝達する力を指す。
【この中に、以下の力も含まれます。】
✡人弦力
線上の2点を結ぶ線分のことで
コミュニケーション力を指す。
✡人厳力
威力が強く勢いの激しいことの語彙に
より姿勢・態度(動作)を指す。
厳しい態度や口調、厳格な性格や
動じない志をも指す。
✡人減力 減ること、減らすことの意から
人を幻滅させる力、短所や暗病反の言動を指す。
✡人玄力 建物の正面の出入り口玄関を
指すことより、身嗜み(外見)や挨拶力指す。
*正業=正しき行為です。
*正命=正しき生活です。
*正精進(正勤)=正しき努力と、勇気です。
〇人言力
心を表現出来る言語力と
適切な言葉使い(遣い)が出来る力。
正語=正しき言葉を使うことです。
4.人源力
前記した、1.~3.のにんげん力を
人間関係の源と捉え、取組む力。
また、1.~3.のにんげん力社会、
店舗、企業の成長や繁栄の源は、
【人】であると捉える力。
お客様も従業員も同じ【人】であること
を基本として触合う。(CS・ES意識の基盤)
5.人間力
上記1~4をまとめた力を言います。
対人関係力=相手の心に働きかけて、
人を動かす力を言います。
学力や資質・スキルで量れなく数字で
表せない人間としての総合的な魅力。
IQ(知能指数)とEQ(心の知能指数)を指す。
(備考)
社会生活を始めとして人との触合い、
おもてなし、接客・接遇サービスに
無くてはならない「にんげん力」を
確りと見つめて認識することは、人
と企業の成長に繋がり必ず役立ちます。
にんげん力=人間力の可能性を生むプロセス。
にんげん力は人間の総合的な魅力で、
相手の心に働きかけて人を動かす力
≒対人関係力である人間力です。
以下は様々な人間力=にんげん力の
可能性を引き出すプロセスや要素。
第一のステップ
1.ビジョンを構築する力を持つ
=将来のあなたを創るビジョンを持つ。
Q.1.今直ぐに活動や行動を始め
たくなるビジョンを持っていますか?
2.もう一度自分の仕事と人生を見つめ直す
自分自身への問い掛けをしてみる
。
Q.2.何のため、何の目的で仕事をしますか?
Q.3.仕事を通して得るものは何ですか?
Q.4.これから仕事を通して何を
創出して行きたいですか?
3.「出来る」「やれる」という前提 を持つ。
Q.5.行ってきたプロセスや実績を
常に記録し続けていますか?
Q.6.成果を出している人をモデルにし
自分とのギャップに焦点を当て
それを埋めようとしていますか?
4.データ・情報の記録
Q.7.あなたがやりたいことが必ず
成功することを証明するにはどんな
【データ】を調べますか?
5.未来予測を習慣付ける。
Q.8.将来のビジョンを考える時に
その時点での時代背景まで
予測する癖をつけていますか?
6.日付を入れて記録する
Q.9.行動や活動内容やプロセス
を記録していますか?
Q.10.記録したものを定期的に見て、
自らを指さしていますか?
第二のステップ
人現力(≒人間関係力)の可能性を引き出す
自らの思考や想っていることを
他者に適切に、効果的に伝えるには、
表現伝達のスキル=技が必要です。
人は相手に対し、素直な心で真面目に
応えるだけでは返って相手に誤解され、
拒否や拒絶されることもあります。
▶どのような内容を
▶どのような順序で
▶どこに意識をおき
▶どのような手段で伝えるか
夫々についての知識と技が必要です。
このような能力の人現力(≒人間関係力)
は、にんげん力=「人間力」です。
その中の人現力の一つ自己表現力は
対人的な知性を発揮することは相手に
正対し自分自身を表現することです。
特に、
自らの心、自らが感じていることを的確
に適切に相手に伝えることが重要です。
例えば、
いくら相手のことを思い遣っていても、
何らかの手段で、表し伝えなければ、
相手は何も気付いてくれません。
心に感じていること考えていることを
相手に伝えることによって相手との
良好な関係が初めて構築できるのです。
人が感じたり思ったりしていることは、
言葉と表情、仕草の手段でも伝わります。
嬉しいと口で言っても、無表情や態度が
適切でなければ正確には伝わりません。
逆に、口に出さなくてもニコニコと
笑顔でいれば喜びが相手に伝わります。
このような
人現力の表現方法の代表的なものがマナー
と呼ばれる技でありおもてなしの所作です。
この技は、心技体で表現されているように、
心と体が伴ってこそ生かされ活きるのです。
人現力(≒人間関係力)を引き出すためには、
マナーやおもてなしの所作をその心と共に
少しずつ身に着けて行くことが重要です。
🟠対人関係力
(リーダーシップと意思決定)
対人関係力の一つ、
周りを動かすリーダーシップは、
何か目的を達成しようとしている個人や
部署・部門・グループを道案内し、
方向を示し教えモティベートすることです。
経営者や管理者が大切なのは部下の才能を
探すことで教育することではありません。
同時に、部下が
「何を知っているか、何が出来るか?」
と言うことより部下が自らの意思決定や
決断のタイミングと取組み方である
「どういうスタンスなのか?」と
言う意識の在り方に注目すべきです。
また、リーダーシップを発揮する上で、
自らを方向付けする明確な意思決定が必要です。
自らの意思決定が間違いなく出来ると言う
ことはリーダーシップ特性で重要な能力です。
誰でも生活の中で全てのことについて、
大小に関わらず何らかの意思決定をしています。
ある部分では、意思決定が習慣的に
なってしまう場合もあります。
このことを習慣付けることにより
意思決定に際しての思考や慎重な考察
も当然ながら必要がなくなります。
この無意識に意思決定している小さな
日常のことを積み重ねて行くことが、
出来るか否かが、明確な意思決定の鍵です。
それは自動車の運転を習いたての頃、
操作するのに意識しますが慣れると
無意識の内に手や足が動くのと同じです。
勿論、中には慎重丁寧に、
計画的なアプローチをしなければならない
と言うような大きな決定や決断もあります。
意思決定に際し、何らかの習慣を誰もが
保有していますがそれは長い年月を経て
出来上がったものであり自分自身が
気づかない内に身につけて来たことです。
このような習慣が貧しいと、
下される指針や決定も貧しいものとなります。
自らが意思決定に際する習慣の過程、
特徴を分析改善するように努めなければなりません。
その意思決定をする為の要素として、
知性、情報、自信信念、感情の円熟度、
効果的なタイミングがあります。
意思決定に際する改善は習慣付けるには、
次のような思考の段階があります。
(1)明確に、簡潔に、課題や問題の範囲をハッキリさせる
(2)決断・決定を下すのに必要とされる事実を集める
(3)その事実を当面の問題との関連
において注意深く分析し、整理する
(4)賛否両論を自分の中で整理し、ハッキリさせる
(5)決定・決断を下す
(6)事後検討をし、結果・成果を点検する
このような段階を経た上で、
意思決定し決断を下す際、
認識おくべきことは他人がどう考えようとも
揺ぎ無い確固たる自信と信念を持ち、
自らの明確な意思として決断を下すことです。
経営者や管理者は、揺るぎない信念を持ち、
明確な意思決定や決断が出来ることが
部下との信頼の絆を作る上でも大切で
あることを常に強く認識する必要があります。
人間力の定義-参考記事
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