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上に立つ者の人間力(5)-心得と能力

指導管理監督担当者の心得と能力

どの職場でも、仕事だけでなく人望のある
管理監督指導者を育むことは必要です。

指導する者は、育成対象者に対し、
先ず「人」として認め、その対象者の
人間性を重んじられる人材が求められます。

教育指導する対象者に、
無理に高い技術や優れた能力を求めず、
日々の教育指導する側から与える活動
と育成意識の積重ねは育成者とその対象者
にお互いの「信頼関係」と「絆」を創り出します。

育むプロセスにおける指導管理する者の
心得として、相手の能力に合わせ、
思い遣りと立場転換の意識を持ち
その場その時の空気を読みつつ
適時適切に行うことが求められます。

教え育むことは、
お互いの学びや成長に繋がると共に、
豊かな人間関係を生み出す心の繋がり
にもなるばかりかやる気UPにもなります。

【ポイント】

☞ 指導内容をパーソナルデータ化しておく。

「受ける側は自分一人、管理教えする側は複数。                
 故に、記憶に頼らず記録=データとして残す。」

✅【能力の自己診断項目】

[自己] 
自信あり=4、やや自信あり=3、
多少あり=2、僅かにあり=1、無=0 
[重要度] 自己=S・A・B・C  

1. 予め教える内容の理由と目的を明確にし、
 それに沿って内容を組立てていますか?
2. 対象者の、人としての心の姿勢と心の
 ポジションを掴んだ上で教えていますか?
3. 指導育成者として確固たる信念と自信を持ち
 「魂」を込め「本気」で真剣に教えていますか?
4. 教えを受ける側の立場に立ち、些細なことでも
 対象者を認めながら教えられますか?
5. 押し付けではなく、教えを受ける
 対象者へのコーチングが出来ますか?

6. 目的や得られる結果・成果を
 伝えながら教えていますか?
7. 対象者自身の「気付き」に結び付く
 内容で教えていますか?
8. 対象者の経験、能力に合わせて教えていますか?
9. 一方的に教えるのではなく、
 対象者に考えさせる手法で教えていますか?
10. 対象者が出来ないからと言って、
 決して感情的にならずに教えていますか?

11. 対象者の「物差し」知り、教える側の
 「物指し」で計らず、教えていますか?
12. 教育ではなく、お互いに共育(共に育つ)の
 意識を持ち教えていますか?
13. 対象者の実績は度外視して今のスキル、
 能力の診断が適切に出来ますか?
14. 対象者の長所、短所を適切に掴んでいますか?
15. 対象者の意思を尊重出来、
 意思決定のサポートが出来ますか?

16. 上記したスキルと能力の現時点での
 発揮度を適切に診断出来ますか?
17. 対象者の経験や知識を適切に評価出来、
 能力、経験や知識に合せた育成が出来ますか?
18. 対象者と目標を共有管理出来ますか?
19. 対象者の心理状態、精神状態を
 いち早く察知出来ますか?
20. 育成内容や状態を育成メモ・
 シートなどに控えてありますか?

21. 教える内容についてその都度
 何故の心を持ち目的を伝えていますか?
22. 自らが常に上を目ざす意識と意欲を
 備え持ち教えていますか?
23. 実際に本人にさせてみてアドバイス
 するようして教えていますか?
24. 更に良くなるヒントや方法を
 具体的に示しながら教えていますか?
25. 内容修得に合わせ、認め、褒めること
 を行い、やる気と自信を持たせ教えていますか?

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