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「わからないことをきく」というハードル

「わからないことがわからない、ってことを、
わかってほしいなぁって思うんです。」
この4月に就職した新卒の女性と仕事について話していた時に、
ぽつりと言われた言葉です。

そうだよねぇ、と思いました。

失敗した時、間違えた時、
「何かわからないことがあったら聞いてね、って言ってたじゃん。なんで聞いてくれなかったの?」
と、職場の先輩に言われるそうです。

(なんで、っていわれても、聞くようなことじゃないと思っただけで、特に理由なんてないんだけど…)
(自分はわかってるって思ってたんだけど、わかってないってことも気づいてなかったんだけど…)
そう思っても、相手のすごい剣幕に押されて、言えなかったそうです。

技能実習生をはじめ、外国にルーツのある人が増えてきた昨今、
「これっくらいわかるでしょ」
という先入観は捨てて、関わっていくことが大切です。

後輩指導について、私のライフハックをお伝えします。
「わからないことがありますか?」と聞いても、
「わからないことがわからない」人からは「いえ、ありません」という答えしか引き出せません。

「今日、何か困ったことはありましたか?」と聞くと、
具体的に出来なかったこと、どうしたらいいかわからなかったことが出てきやすいように感じています。
もちろんどんな人にも当てはまる事ではないですが、
「困った事」というテーマで、ちょっと聞いてみてください。
意外と的確な質問が出されたりしますよ。

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