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とんかつ丸八 大井町駅すぐ近く★★★★☆ 2024/02/04


綺麗に拭きあげられた木のテーブル席。

お店に入って、一息置いた瞬間に、感じの良い声で男性から声を掛けられる。とても心地の良いタイミングだ。

「奥へどうぞ、寒いですから」

2階にも席があるようだ。

中華料理屋のような鍋と火力で、何かを炒めている。トンカツ屋さんに来たはずなのに、本格中華料理屋さんに来たと錯覚してしまう。それにしても、何を作っているのか?

メニューにハンバーグもあるらしい。

並々注がれた温かいお茶が食堂に沁み渡る。

カウンターから厨房が丸見えのお店だ。こういう形式のお店が好きだ。お店の自信を感じる。人形町の洋食屋さんもそう同じような感じだ。お店の名前はなんだっけ?

一人でビールを飲みながら、お新香を食べている人もいる。トマトのサラダを頼む人もいる。トマト一個分くらいがたっぷり盛られている。

そんなことを考えている間に、定食が到着した。並かつ定食だ。ごはん、豚汁、豚カツの順だ。

豚汁の豚が美味しい。小ぶりの肉片だが、しっかり焼かれていて、旨味が凝縮されている。人参、大きく切られたタマネギ、白ネギが入っている。汁はこくがあって美味しい。塩辛いのは嫌いなのだが、コクがあるのに、塩気はちょうど良い、最高だ。


とんかつは、衣が肉を引き立てている。全然、主張しない衣。肉に自信があるからこそできる技だ。肉の旨味とほのかに感じる肉の甘味。衣の油っこさもない。肉本来の味を楽しませようとした結果だ。

山盛りのキャベツを大きく箸で掴み、もくもぐもぐ。好きではないパセリも一緒に食べた。最近、パセリって出されないね、そういえば。

2階を案内する時に、男性の店員が「ご面倒でね」なんていう。心遣いに少し微笑む。

白菜を細かく刻んだ漬物を口に運ぶ。醤油が少しかかっている。味に変化があって、心地が良い。

場所は大井町駅近くだ。東京BRTで新橋で降りた後、山手線で浜松町で、京浜東北線に乗り換えようと思ったが、乗り過ごしてしまったので、品川で降り、階段を昇り降りして、京浜東北線に乗り換え、大井町に着いた。お店には、大井町駅から5分ほどで到着した。

おすすめのトンカツ屋さんだ。

以上


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