シェルドン・アデルソン:COMDEX売却からマリーナベイ・サンズ建設までの軌跡 2024/03/02

シンガボールの「マリーナベイ・サンズ」を作ったのは、シェルドン・アデルソンという人物なんだ。知らなかった。

1990年代には世界最大のコンピュータ関連の展示会「COMDEX」を日本のソフトバンクが買収し、誰より早くコンピュータ関連の情報を手中に収めることで投資精度を高めます。
一方、「COMDEX」をソフトバンクへ売却したシェルドン・アデルソンは、その資金を種銭としてラスベガスに「ザ・ヴェネチアン」ホテルを建造しました。
その後、アジアの橋頭堡となる「マリーナベイ・サンズ」を開業します。
アデルソンは2021年に他界しますが、2010年度版フォーブスの発表による世界長者番付では世界で6番目のビリオネアであり、彼の資金で誕生したのがドナルド・トランプ大統領でした。
展示会としてのCOMDEXは2007年ごろには消滅しますが、「COMDEX virtual」と名付けられたオンライン・イベントはその後も小規模ながら開催を続けます。
こうして現在の米国では「すべてがオンライン」へと向かうと考えられ、展示会や学会の参加者は「リモート参加」するのが一般的になって、あわせて日々の勤務体系も大きく変わってきました。

2024年2月23日発行 /高城未来研究所「Future Report」Vol.662/Part1

シェルドン・アデルソン

シェルドン・アデルソン(Sheldon Gary Adelson, 1933年8月4日 - 2021年1月11日[1])は、アメリカ合衆国の実業家。ネバダ州ラスベガスに本社を置く上場企業ラスベガス・サンズの会長かつCEOであり、不動産開発業者。


今後の日本の東京の不動産の価値が下がるようだ。日本の働き方も変わるのだろうか?

米国で起きたことは数年後に日本でも起こると言われるよう、展示会に限りませんが日本でもあらゆるロケーションに根差したビジネスは、どこかで大きな危機に直面することが予測されます。
ただし、高齢者が増え全般的にDXが遅れていることや、都心部の治安が悪くないことなどもあって、現実的に日本は「ハイブリッド出社」パターンが一定層に定着する程度になると思われますが、それだけでも都心部のオフィスの価値は下落します。

2024年2月23日発行 /高城未来研究所「Future Report」Vol.662/Part1

以上


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