カメラ選びのポイント:これから動画を始めるなら、最低でも「4:2:2 10bit」搭載機種を! 2024/03/02

動画の記録設定には、以下の二つがあるようだ。
①4:2:0 8bit
②4:2:2 10bit

◆4:2:2 10bit記録の有無
近年、動画の記録設定として「4:2:2 10bit」を設けている機種があります。
動画の世界では高画質を追求すると同時に不必要な情報を破棄してデータレートを下げ、画質とデータサイズのバランスが図られてきました。
その結果、一定の色情報を間引いた「4:2:0 8bit」が最良の選択肢とみなされ、今日でも多くの機種で使われています。
しかし、最近ではメディアの大容量化&高速化などを背景に、より多くの情報を扱える「4:2:2 10bit」を選択できる機種も現れました。
8bitでは約1677万色を表現できるところ、10bitでは約10億7374万色と桁違いです。
それによって暗部から明部までの階調をより豊かに表現でき、色ムラを抑えることができます。
薄明かりの中に差し込む光やおぼろげな自然現象など、階調表現を意識した映像作りを目指したい人は、「4:2:2 10bit」があるかどうかも確認しましょう。
特にカラーグレーディングを行いたいと思うなら、最低でも「4:2:2 10bit」が必要です。
「4:2:0 8bit」では物足りません。
動画撮影は実際にはじめてみないとわからないことも多いですが、購入前の参考にしてみてください。
これから動画を始めるなら、最低でも「4:2:2 10bit」搭載機種を!

高城未来研究所「Future Report」Vol.663/Part1/ 2024年3月1日発行

noteとの相性からして、カメラを買うかどうかを迷っているが、カメラを買う際には、上記を意識したい。

以上


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