物件撮影の撮影シーンに合わせたレンズ選択ガイド 2024/03/02

何を撮影したいのかによって、使うべきレンズが変わってくる。目的を絞ることが重要だ。

一方で、入門者が汎用的に使えるレンズも知りたい。

一概に「物件撮影」と申しましても、不動産会社が賃貸目的でサイトに掲げる写真出来るだけパースの狂いがなく高解像度で撮る建築写真ではまったく異なります。
お金になるのは(仕事が多いのは)前者で、基本的にスマホの小さい画面で見ることを前提に、年々歪みがない超広角レンズが多用されるようになってきました。
この場合、シフトレンズの必要はなく「超広角レンズGM12-24mm」があれば十分だと思いますが、感じを掴むためにも一度レンタルなさるといいでしょう。
12mmに違和感をお感じになるかもしれません。
その場合は「GMの16-35mm F2.8 GM ll」がいいでしょう。

一方、しっかり建築写真を撮るならば、「ティルト・シフトレンズ」どころか、場合によってはより高解像度の中判カメラを求められることも多々あります。
フジのGFXシリーズのカメラと「GF110mmF5.6 T/S Macro」の組み合わせがまさにそれで、こちらも一度レンタルしてお使いになるとよろしいかと思います。
高解像度に驚くかもしれません。
また、一般的にはソニーαシリーズのカメラには変換アダプターを付けてキヤノンTS-Eレンズを使っているのをよく見かけます。
どちらにしろ、一度レンタルなさって徹底的に使い倒すといいでしょう。
今までに手にしたことがない機材を使うと、ご自身の撮りたい写真が変わるかもしれませんから(経験談より)。

2024年3月1日発行 /高城未来研究所「Future Report」Vol.663/Part2

以上


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