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ミステリアスな神社「世界一神社」に行ってみた。

新潟県三条市に移住後、三条市に何か面白い場所とか秘境とか、美味しい湧水とか未知の場所とか無いかなぁ。と探していた今年の夏。
山の中に何やらぽつんと示す場所があったんです。
その名も「世界一神社」
地元の方に行ったことあるかと聞いても行ったことないとか、知らないとか。
道も有るのか無いのかわからない場所に神社なんてと、かなり気になってました。
マップを詳しく見ると、手掘りのトンネル、車は入れない、車を降りて40分など、益々謎が深まり、余計に興味を抱きました。
しかし、40分歩く億劫さと、山奥すぎで一人で行くには寂しいし危なそう。

なぜなら、この夏、三条市の棚田の奥に潜む湧水を探し山奥まで歩いて行ったが、歩けど歩けど辿り着けず、薄暗くなるし、クマ出てきそうだたので歌を歌いながら引き返したからです。。。

最近になってもう一度ネット情報を調べてると、
『距離は長くなるものの、車で行けるルートがある』
との情報!これは良い!私の愛車エスティマくん4WDが活躍するな(キラン✨)

意を決して、ルート検索。
Googleとyahooでは道案内が違うなぁ、と思いながらGoogle先生を選択。
40分くらいのルートだったので、久しぶりの長い運転にワクワク。

のどかな田んぼ道を抜け、マルナオ手前の細い道を左折、さあ、これから楽しみだ。

林道を抜け山道へ。
しかし、この道は想像を超えた悪路の始まりでした。

道は細いし、デコボコ。雨上がりだったため、轍には水たまり。窓を開けて運転を楽しむわけにはいかず、ハンドルを右に左に。

深い轍にはいると車の底を擦りそうだったので、道幅ギリギリの平面を選び走行。
操作を誤ると谷底へ落ちてしまいそうな道なんです。

明るい道に抜けたと思いきやすぐに深い山道になり登ったり下ったり慌ただしい。景色なんて到底楽しめません。

後20分とナビが囁いた道は、さらに細く草木が道に迫るルート。
嗚呼、エスティマくんごめん、傷だらけになるけどもう少し付き合ってくれ!

ナビを見るととんでもないV字クランクが!ええっ!ここは曲がれるのか?
案の定、普通には曲がれない超V字、いやI(アイ)字クランクや!
折り返すことすらできない道。
崖に落ちぬよう細かく折り返し、ガリッと底を擦りながらさらに細くなる山道を登り目的地へ向かう。

すると先の方に車が見える。「ようやく目的地だ!誰かいるのかな?」
平たくなったその場所には、朽ち果てたレンジローバーが多数点在してた。
「ここは車の墓場か。。。。。?」
車を降りエスティマくんを確認すると、泥だらけの状態。ああ、洗車確定。

少し敷地を歩くと御手洗所がありその向かいに鳥居が見える。
「これが世界一神社か。。。。」

この山道を登り、材料を運んできたのかと思うと実に感慨深い。
石畳には美しい苔が生えており、狛犬も勇ましい。
人を寄せ付けないこの雰囲気はなんだか凄みすら感じる。




奥の建物には人が住んでるようだ。そこにはまだ走行可能のレンジーローバが止まってる。
しばらくすると、車の音がした。あるじか観光客が来たのかな?観光客なら声かけてみたいなぁ。
足早に戻ることにしよう。
しかし、その車は慌てたように戻って行ってしまった。
きっと朽ちたレンジーローバに恐れ慄いたのであろう。

来た道を丁寧にそして比較的早く戻る。
次第に道がひらけてきた、建物が見えてきた。
普通の道路にたどり着いた。
ホッとする。

あれ?
入ってきた入口と違う出口に出たぞ??

なんだか、千と千尋の神隠しのワンシーンに入り込んだような気持ちになる。

超神秘感ある世界一神社。
日がくれそうな時間や新車、独り、四駆以外の車両では行ってはいかないことをお勧めする。
次元の違う世界を感じたい方は是非世界一神社へ。

ガソリンスタンドの一時洗い場で、泥がぼたぼた落ちました。
スタッフさん御免なさい。

https://sanpost.jp/curator


サポートいただけたら幸いです!ガンバリマス。