見出し画像

有識者、育てる前に買ってくるのが正解

いま、うちの会社は親会社のシステム更改案件の真っ最中
30数年ぶりのシステム更改なので、前回のシステム更改をやった人間はほとんど残っていません
いたとしても役員、部長クラスなので現場作業をすることはありません

そうなると問題になるのが有識者の不足
もちろん、いまの現役メンバもプログラマですからシステムがどのように動いているのかはプログラムを見ればわかります
でも、
なぜその処理を行なっているのか?
どんな理由で現在の処理方式が選択されているのか?
といった業務要件を理解している人が残っていないのです

要件定義や、設計段階で有識者を欠いたプロジェクトに仕掛けられた時限爆弾は、製造やテスト工程で大爆発をすると言ったとても怖い事態を招くことになります

じゃあ、どうするのか?
プロジェクトが始まってから有識者の不在が分かっても、その段階に至ってから有識者を育成することは絶対無理
私が思うに、高いお金を払って外部の優秀なメンバを買ってくる!
これ一択だと思います

社内に超優秀なメンバが居れば問題ありませんが、そんなことは極めて稀
普通はそんな人は居ません
一方で、世の中は広いもので優秀な人って居るんですね
年俸、2000万円〜3000万円を払ってでもエースと呼ばれるような優秀な人材を確保する
そうしないと、プロジェクトが炎上して取り返しが付かないことになります

よくそんな高額な年俸を必要とするような人材は、うちの会社で雇い続けることはできないと言う人がいるのですが
そういう人は、雇い続ける必要がないのです
超優秀な人材って市場流動性がとても高いのです
いま働いている会社を離れても次の仕事はすぐに見つかる
ですから、プロジェクトの間だけ力を貸してもらう
プロジェクトが終わったらさっさと手放して、次のプロジェクトに注力してもらう
そういった働き方が、企業にとっても、優秀な人材にとっても、ひいては社会にとっても幸せなのだと思います



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?