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情シスの専門性って?(5)【求められるデザイン性】

お客様に見せるフライヤーやポスターを作る際、今はそれがデジタルの場合が多いせいか、情シスへ相談いただくことがあります。
もちろんデザイン性ではなく、どんなアプリで見せるか、というシステムの観点ですね。

その際に我々としては、「どのようなデバイスでどのように閲覧されるものなのか」という観点で現場の方と要件を詰めていきます。
おそらくマーケティングの目線も必要となる重要な作業であり、大きな組織であれば自社に専門の部署があったり、依頼する外注の業者さんがいらっしゃる場合も多いかと思います。

ただ情シスとしては、上述したアプリ、つまりUIの相談の延長で動線やデザインのことまで現場の方と考える機会がなくはないです。

お客様の動線(タブレットだと手の動き)を仮定しページ構成を考え、気に入ったページには付箋紙を付けるような作業をコンテンツ内でもできるようにする、
などなどそれをコストと秤にかけながら機能を考えていく作業になりますね。
これは個人的な話しですが、元々デザインというものが好きなので、このような案件は多くはありませんが、楽しく好きでした。

今後は、ペーパーレスの観点からもデジタルカタログを採用する機会が多くなると思います。その際、それを管理するCMSの使い勝手つまり保守性を考える必要があります。
具体的には、画像やコンテンツをどのような順で見せるか、そしてどのように更新するか、など綿密に設計する必要があります。
金額や流行りの傾向を考え、管理者がひんぱんに更新するわけです。

ただ、もう今はInstagramやPinterestのようなものをご利用の方も多いです。これらのアプリは閲覧者の傾向を読み取り、表示順を自動で入れ替えるようになってますね。
つまり、ユーザーごとに見え方の違うカタログを持つ時代、となっていると思います。
それを踏まえて自社のカタログをどこまで作り込み、どこまで作らないのか、そんな観点で考える必要があるかもしれません。

お読みいただき、ありがとうございます!

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