精油の種類~検定に向けて②~#17
引き続き今日も精油の種類の部分を見ていきます!
前回あげたものから順番にやっていきます!
ミカン科
ミカン科に分類されるもので、精油の代表的なものは、スイートオレンジ・レモン・グレープフルーツ・ネロリ・ベルガモットが該当します。
フルーツとしてもなじみがあり、爽やかで親しみやすい香りです。
花や果実、葉から精油が取れ、薬用や香料として使われているそうです。
スイートオレンジ
スイートオレンジはインドのアッサム地方が原産地と言われています。亜熱帯あら温帯地域で広く育てられています。
精油は果皮から採られており、圧搾法で抽出されています。香りは、柑橘類を思い起こす「リモネン」などが含まれています。
就寝前に芳香浴すると、リラックス効果を期待することができます。
この精油はミカン科に多い光毒性がなく使いやすいものです。
レモン
レモンは元々、ヒマラヤ山脈の東部地域、または中国東南部からミャンマーあたりが原産地であると言われています。レモンがヨーロッパに持ち込まれ、栽培されるようになったのは十字軍が持ち帰った12世紀ごろからだとそうです。
「リモネン」や「シトラール」という柑橘の香り成分以外に、ややワックス感のあるかんきつの皮のような香りを持つ「デカナール」という成分が特徴的です。
レモンの精油がニキビの原因であるアクネ菌の活性化を抑制したという研究結果がありますが、圧搾法で得られた精油は光毒性があるため、注意する必要があります。
グレープフルーツ
グレープフルーツは圧搾法で精油を取り出しています。18世紀に西インド諸島で発見され、その後カリフォルニアやテキサスなどで栽培されるようになり、世界各国に広まりました。
甘酸っぱく、爽やかなグレープフルーツの果実そのものの香りがします。「ヌートカトン」という成分がやや酸味のある甘い香りを醸し出しています。
光毒性を持つフロクマリン類が含まれているので、使用や保存方法には注意が必要な精油です。
ネロリ
ネロリの精油は花から採られていますが、葉や果実からも得ることはできます。葉や小枝から得られた精油は「プチグレン」と呼ばれ、古くから幅広く使われています。
「ネロリ」という名前は、イタリアのネロラ公国の公妃が愛用し、その後流行したことからその名前がついたようです。
香りとしては柑橘の爽やかな香りを持ちつつ、甘いフローラルな香りです。(私が今一番好きな香りでもあります!)
ベルガモット
ベルガモットは果皮から香料を作っていますが、果汁や果肉はほとんど使われていないようです。紅茶のアールグレイの香りづけとして利用されています。
古くから化粧品や食用として使われてきた精油の一つです。
この精油も光毒性に気をつける必要があります。
フトモモ科
フトモモ科に入るのはティートリー・ユーカリが当てはまります。
爽やかですっきりとした樹木の香りが特徴的です。精油を含む種類が多く、香辛料やハーブに多く利用されています。
ティートリー
元々はオーストラリアの先住民族であるアポリジニの間でお茶として飲まれていた植物の一種だそうです。そのため、お茶の木「ティートリー」という名前がついたと言われています。
香りはナツメグやライムのようなスーッとした爽やかな香りが特徴的で、これは「テルピネン-4-オール」という成分が由来です。
また、水虫の原因菌や黒カビに対する高い制菌作用が認められた報告があったようです。そのため、足浴法でこの精油を混ぜることでお悩みを解決できる方もいるかもしれません。
ユーカリ
ユーカリは成長が早く、50〜60 m、大きいものは100 mを超えるものがありますが、精油を採ることのできる種類は少ないです。「ユーカリ・グロブロス」というオーストラリア原産のものから採ることができます。
ユーカリの精油を蒸気吸入することで、鼻詰まりに効果があるのではないかという報告があるようです。花粉症や風邪の時期に体調をサポートしてくれるという期待が持てます。
私もスギ花粉には悩まされているので、今度使用してみます!
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