Leaving Title「OPUS~聖歌の響き Full Bloom EDITION」

2月前半のLeaving Titleの感想を書いていこうと思う。
今回ほぼこの一本のみだったのでそこそこ余裕を持ってプレイしたのだが、
結果ギリギリのクリアになってしまい、
クリア出来なかった時のためにセール中だったsteam版を買ったりした。
しかしとても良いゲームだったので悔いは無い。

このタイトル確か最初はテキストのみのアドベンチャーだったのが、
好評につきパートボイス実装となったのがFull Bloom Editonだと記憶している。
こういう時少なからずPCやXboxではボイス実装されない事があるが、
今回は全プラットフォームに実装されたのでそれだけで好感度は爆上がりである。
ちゃんと日本のストアでも売ってるし。それはさておき。

「OPUS」というのはSIGONOという台湾の開発チームによるADVで、
シリーズ名ではあるが連作ではなく「聖歌の響き」は3作目だそうだ。

大雑把に概要を書くと、
風水思想をモチーフにした架空の宇宙で「龍脈」を探す探索者と、
「龍脈」に呼応する能力を持つ巫女によるSFボーイミーツガールである。
いや、実際にはこんなに簡単な話ではないんだが。
ちゃんと世界観が作られているしたまにゲームオーバーになることもあるくらいの難易度でゲーム要素を盛り込んでいるので、
ただ単にお話をなぞるだけの物ではない。
(余談だがゲームオーバー時のリトライが軽くメタってて面白い)
しかし焦点になるのはやっぱり出会いとその先なので。

ゲーム要素について。
主人公はとある事情で未探査の「龍脈」を捜し歩いているので、
ストーリーの中や店などで情報を手に入れ巫女の力で周辺を探査するわけだが、
探査船の燃料をある程度気にして動いたり、
移動中に敵対する船に絡まれてやり過ごす時にダイスロール的な物があったり、
(失敗すると攻撃を受けて装甲が減る)
龍脈内部の探索でパズル要素があったりする。
ただどれも難しくて無理!詰む!というような物ではないので、
あくまでストーリーを楽しむためのエッセンスである。

中々面白い仕様だと思ったのが、
配信者用にキャラクターボイスのオン/オフが設定されている所。
配信するしないはさておき主人公のボイスをオフにして自分が読めば、
エイダ役の長谷川育美さんと共演出来るのである。
潜在的にそういうのやってみたい勢には垂涎の仕様だと思う。
え?俺だけ?それは失礼した。キモイとか言わないで。

ストーリーについてはネタバレしたくないので多くは語るまい。
ただラストシーンで号泣はしなかったけどメソメソはした。
おじさんこういうのに弱いのよ。涙腺もすっかり緩くなったし。

他にも語りたい部分はあるのだが、本稿はここまで。
人の好みはそれぞれ故強くお勧めする事はしないが、
自分にとっては良き物であったと書き添えておきたい。

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