夢はベストプロフェッサー

30代 大学院教授, 海外大学客員教授. 好奇心を武器に人生開拓!? 趣味:理学療法…

夢はベストプロフェッサー

30代 大学院教授, 海外大学客員教授. 好奇心を武器に人生開拓!? 趣味:理学療法. 特技:理学療法. 海外での講演歴、海外学術誌の査読審査、ゴールドスタンダードとして知られる学会の役員、国際学会の審査などそれなりの活動があります。

最近の記事

大学教員をはじめる方のために(1)傾聴・協調

#仕事のコツ はじめに 大学教員の仕事はやり甲斐があります。そして、大学教員はある程度の裁量があります。ただし、大学教員を始めたばかりの方は、その裁量についての解釈を誤る事例を見てきました。当事者は、口を揃えて“新人なので何もわからなくて”とおっしゃいますが、そのうち2割から3割の方は試用期間(3ヶ月)を終えても、その発言を繰り返します(笑)。それが1年続くと、同僚から孤立し始めることがありますので、大学教員マナーの「傾聴と協調」について述べることにしました。 自律心

    • いまいち研究活動に向き合えない方へ(2)

      はじめに 私は、3月中旬を過ぎて次年度の準備に追われています。○○報告書、〇〇計画書、シラバスの作成、授業資料の作成、大学院指導計画書の作成に加えて、研究の相談を受ける、投稿論文の指導をする、戦略的思考をデモンストレーションするなど、研究に関わる活動を実施しています。 本来であれば、Noteに執筆することよりも、論文を執筆したり、身体をリフレッシュすることに割り当てるべきですが、22時10分、研究成果の活かし方について執筆したい気持ちになりましたので、ウイスキーを飲みなが

      • いまいち研究活動に向き合えない方へ(1)

        はじめに Noteの更新を2ヶ月間さぼってしまいました。言い訳になりますが、仕事で海外に出ておりました。渡航前は、滞在先のホテルでNoteを毎日更新しようと意気込んでいましたが、いざ滞在してみると更新0、自由気ままな私です。とは言え、今回の渡航でも沢山学びました。研究に対する意気込みはあるがなかなか行動に移すことが出来ない人は、日本でも諸外国でも共通する理由があると気づいたので、それについて私見を共有したくなりましたので、しばらくぶりの更新をします。 いまいち研究活動に

        • 研究者を目指している方のために(2)

          はじめに  私は病院で働きながら大学院で学び、運良くして教育・研究職のポジションを獲得することができましたが、最近では大学院進学率が上昇しており、教育・研究職のポジションを獲得することが難しくなりつつあります。また、私が人事選考を担当してみると、応募者が教育・研究職に求められる専門性を把握しないまま応募していると感じることがあります。当然のことですが、博士課程で学ばれているときや研究員生活をすごしているときには、それぞれの課題に夢中になる訳ですから、大学の教育・研究職に求

        大学教員をはじめる方のために(1)傾聴・協調

          私はこのようにして研究者になりました

          はじめに  私が小学生の頃だったでしょうか、テレビで”お金がない”というドラマが放映されていました。当時、小学生ながら兄弟愛とお金のドラマを見つつ、”お金が無いと困るけど、お金だけが全てでない”と思ったことがあります。私は、理学療法士として社会人経験を経由して、現在は研究者として働いています。今回は、お金について考えるために、社会人になってから、どのようにお金を使ってきたかを振り返ることで、いつ頃から研究者を目指し始めたのか思慮したいと思います。 Stage 1:浪費の

          私はこのようにして研究者になりました

          研究者を目指している方のために(1)

          はじめに  学会シーズン終盤になりましたね。学会発表を行った方は、研究論文を執筆するべきか考えているのではないでしょうか。本日は、研究者の立場から研究者について私見を述べていきます。 研究者になるための準備  研究者になるためには、どの様な準備が必要になるのでしょうか?例えば、自動車の運転ができる様になるために教習所に通い、試験を受けて、運転免許証を取得します。同様に研究者になるために、練習、試験、修了といった過程が必要になります。研究者になるための練習・試験・修了と

          研究者を目指している方のために(1)

          理学療法士に創造を求める時代が到来

          はじめに  2019年から2023年の間に、我々は当たり前に繰り返してきた仕事のやり方を変更しました。この経験は、我々を成長させたと同時に、これまでの仕事のやり方を反省する機会になりました。その反省から、「現状がいつまでも継続する保証が無い」、「変化は唐突に要求され、変化することで仕事が継続する」、「自分らしい働き方を守りたければ先行投資(行動)あるのみ」等の教訓を得ました。  さて、直近5年間であなたが気づいていない理学療法士の変化について私見を述べます。 2019年

          理学療法士に創造を求める時代が到来

          理学療法士の転職について

          はじめに  例年、10月下旬から12月にかけて理学療法士の転職活動が活性化します。現状よりも成長したい、ライフワークバランスの改善を図るために新たな職場を検討されているのではないかと思います。そこでこれまでの私の経験を振り返り、理学療法士の転職について私見を述べたいと思います。私の私見を読んでいただくことで、転職を考えている理学療法士の思慮に役立ちましたら幸いです。 転職を考え始めたきっかけ  私は、数回の転職を経験してきましたし、知人等の転職の相談を受けた経験があり

          理学療法士の転職について

          現役教授が語る 理学療法士こそ社会人大学院を活用したリカレント教育がオススメ!

           結論から言います、諸外国では高確率で理学療法士が大学院を修了しています。もはや、大学院終了が当たり前の国も存在します。そう、理学療法士の国際水準は、大学院修了水準です。 あなたの限られた学習時間を社会人大学院に割り当てて、理学療法学の考え方を国際水準にレベルアップしてみませんか。 諸外国と本邦における理学療法の価値観等の違い  結論から言います。理学療法の社会的地位、理学療法の過程、臨床研究の活用方法等があなたが想像している以上に諸外国と本邦で違います。 えっ、あの国の

          現役教授が語る 理学療法士こそ社会人大学院を活用したリカレント教育がオススメ!

          大人のリカレント教育こそグローバルに!

          大人のリカレント教育こそグローバルに!

          リカレント教育の場:学術大会を活用しよう!

          はじめに 9月は、各学会が主催する学術大会が開催されています。そこで今回は、学会に15年以上参加し、学会発表50件以上を経験している私から、学会に参加してリカレント教育に取り組むコツを紹介させていただきます。 学術大会とは 専門的に探求する学術団体のことを、学会と呼びます。学会には、運営の取り決めや目的が明確に示した定款を作成し、一般社団法人等の法人認定や日本学術会議からの団体認証等を受けている場合があります。ほとんどの場合、特定の専門分野を探求していく学術団体になります。

          リカレント教育の場:学術大会を活用しよう!

          社会人大学院経験者が語る 大学院修士課程の魅力とは

          はじめに  社会人が大学院で学ぶをテーマに私見を述べさせていただきます。フルタイム理学療法士として働き、夕方や週末などの時間を使用して大学院の学びを進める。ただでさえ、仕事で疲れているのに、一体何を身につけるられるのか!? 受験までの簡単な流れも含めてお伝えさせていただきます。 大学院受験の志望動機は様々!  大学院で取得できる学位は、修士号と博士号の2つに大別されます。私は、修士号を取得するために2年間大学院で学び、次に博士号の取得に向けた活動を開始しました。

          社会人大学院経験者が語る 大学院修士課程の魅力とは

          渾沌の理学療法士キャリア

          対象者想いの理学療法士、自らのキャリアに盲目!?  病院で働くにせよ、介護老人保健施設で働くにせよ、理学療法士は患者さんや利用者さんに寄り添いながら、情報収集、検査・測定、評価、原因の特定、予後予測、改善計画の立案、理学療法の実施を行う専門家です。その殆どは、"証拠"、"原因の特定"、"未来予想"、"自身の技術力とベストプラクティスの対比"に割り当てられます。 理学療法士が何をどのように考え、現在に至っているのか、臨床推論と呼ばれることもありますし、臨床意思決定過程とも

          渾沌の理学療法士キャリア

          理学療法を解剖し生理することを目指して

          皆さん初めまして。 これから、病院などで活躍するリハビリテーション専門職の理学療法士に関わる記事を投稿ささせていただくことで、理学療法(士)を①分解・分析し、②原理を追求し、③次世代型の理学療法(士)について私見を投げかけさせていただきたいと考えています。 どうぞよろしくお願い致します。

          理学療法を解剖し生理することを目指して