夢はBestプロフェッサー

30代大学院教授, 海外大学客員教授. 強みは「好奇心」「分析力」「行動力」 海外…

夢はBestプロフェッサー

30代大学院教授, 海外大学客員教授. 強みは「好奇心」「分析力」「行動力」 海外での講演歴、海外学術誌の査読審査、理学療法業界のゴールドスタンダードとして知られる学会の役員、国際学会の審査などそれなりの活動があります。

記事一覧

博士人材活躍プランに注目中

はじめに 本日は、文科省の博士人材活躍プランに大学院教授が注目している理由を短く共有します。 博士人材活躍プランとは 文部科学省が令和6年3月26日に打ち出した博士…

大学教員をはじめる方のために(1)傾聴・協調

#仕事のコツ はじめに 大学教員の仕事はやり甲斐があります。そして、大学教員はある程度の裁量があります。ただし、大学教員を始めたばかりの方は、その裁量についての…

いまいち研究活動に向き合えない方へ(2)

はじめに 私は、3月中旬を過ぎて次年度の準備に追われています。○○報告書、〇〇計画書、シラバスの作成、授業資料の作成、大学院指導計画書の作成に加えて、研究の相談…

いまいち研究活動に向き合えない方へ(1)

はじめに Noteの更新を2ヶ月間さぼってしまいました。言い訳になりますが、仕事で海外に出ておりました。渡航前は、滞在先のホテルでNoteを毎日更新しようと意気込んでい…

研究者を目指している方のために(2)

はじめに  私は病院で働きながら大学院で学び、運良くして教育・研究職のポジションを獲得することができましたが、最近では大学院進学率が上昇しており、教育・研究職…

私はこのようにして研究者になりました

はじめに  私が小学生の頃だったでしょうか、テレビで”お金がない”というドラマが放映されていました。当時、小学生ながら兄弟愛とお金のドラマを見つつ、”お金が無…

研究者を目指している方のために(1)

はじめに  学会シーズン終盤になりましたね。学会発表を行った方は、研究論文を執筆するべきか考えているのではないでしょうか。本日は、研究者の立場から研究者につい…

理学療法士に創造を求める時代が到来

はじめに  2019年から2023年の間に、我々は当たり前に繰り返してきた仕事のやり方を変更しました。この経験は、我々を成長させたと同時に、これまでの仕事のやり方を反…

理学療法士の転職について

はじめに  例年、10月下旬から12月にかけて理学療法士の転職活動が活性化します。現状よりも成長したい、ライフワークバランスの改善を図るために新たな職場を検討され…

現役教授が語る 理学療法士こそ社会人大学院を活用したリカレント教育がオススメ!

 結論から言います、諸外国では高確率で理学療法士が大学院を修了しています。もはや、大学院終了が当たり前の国も存在します。そう、理学療法士の国際水準は、大学院修了…

大人のリカレント教育こそグローバルに!

リカレント教育の場:学術大会を活用しよう!

はじめに 9月は、各学会が主催する学術大会が開催されています。そこで今回は、学会に15年以上参加し、学会発表50件以上を経験している私から、学会に参加してリカレント…

社会人大学院経験者が語る 大学院修士課程の魅力とは

はじめに  社会人が大学院で学ぶをテーマに私見を述べさせていただきます。フルタイム理学療法士として働き、夕方や週末などの時間を使用して大学院の学びを進める。た…

渾沌の理学療法士キャリア

対象者想いの理学療法士、自らのキャリアに盲目!?  病院で働くにせよ、介護老人保健施設で働くにせよ、理学療法士は患者さんや利用者さんに寄り添いながら、情報収集、…

理学療法を解剖し生理することを目指して

皆さん初めまして。 これから、病院などで活躍するリハビリテーション専門職の理学療法士に関わる記事を投稿ささせていただくことで、理学療法(士)を①分解・分析し、②…

博士人材活躍プランに注目中

博士人材活躍プランに注目中

はじめに

本日は、文科省の博士人材活躍プランに大学院教授が注目している理由を短く共有します。

博士人材活躍プランとは

文部科学省が令和6年3月26日に打ち出した博士号の取得者を増やし、博士号取得者の就職率を改善し、人口100万人あたりの博士号取得者数を世界トップレベルに引き上げることを目標に様々な取り組みを実施するというものです。

注目ポイント

リハビリテーション専門職(理学療法士)で大

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大学教員をはじめる方のために(1)傾聴・協調

大学教員をはじめる方のために(1)傾聴・協調

#仕事のコツ

はじめに

大学教員の仕事はやり甲斐があります。そして、大学教員はある程度の裁量があります。ただし、大学教員を始めたばかりの方は、その裁量についての解釈を誤る事例を見てきました。当事者は、口を揃えて“新人なので何もわからなくて”とおっしゃいますが、そのうち2割から3割の方は試用期間(3ヶ月)を終えても、その発言を繰り返します(笑)。それが1年続くと、同僚から孤立し始めることがあり

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いまいち研究活動に向き合えない方へ(2)

いまいち研究活動に向き合えない方へ(2)


はじめに

私は、3月中旬を過ぎて次年度の準備に追われています。○○報告書、〇〇計画書、シラバスの作成、授業資料の作成、大学院指導計画書の作成に加えて、研究の相談を受ける、投稿論文の指導をする、戦略的思考をデモンストレーションするなど、研究に関わる活動を実施しています。 本来であれば、Noteに執筆することよりも、論文を執筆したり、身体をリフレッシュすることに割り当てるべきですが、22時10分、

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いまいち研究活動に向き合えない方へ(1)

いまいち研究活動に向き合えない方へ(1)


はじめに

Noteの更新を2ヶ月間さぼってしまいました。言い訳になりますが、仕事で海外に出ておりました。渡航前は、滞在先のホテルでNoteを毎日更新しようと意気込んでいましたが、いざ滞在してみると更新0、自由気ままな私です。とは言え、今回の渡航でも沢山学びました。研究に対する意気込みはあるがなかなか行動に移すことが出来ない人は、日本でも諸外国でも共通する理由があると気づいたので、それについて私

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研究者を目指している方のために(2)

研究者を目指している方のために(2)


はじめに

 私は病院で働きながら大学院で学び、運良くして教育・研究職のポジションを獲得することができましたが、最近では大学院進学率が上昇しており、教育・研究職のポジションを獲得することが難しくなりつつあります。また、私が人事選考を担当してみると、応募者が教育・研究職に求められる専門性を把握しないまま応募していると感じることがあります。当然のことですが、博士課程で学ばれているときや研究員生活をす

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私はこのようにして研究者になりました

私はこのようにして研究者になりました


はじめに

 私が小学生の頃だったでしょうか、テレビで”お金がない”というドラマが放映されていました。当時、小学生ながら兄弟愛とお金のドラマを見つつ、”お金が無いと困るけど、お金だけが全てでない”と思ったことがあります。私は、理学療法士として社会人経験を経由して、現在は研究者として働いています。今回は、お金について考えるために、社会人になってから、どのようにお金を使ってきたかを振り返ることで、い

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研究者を目指している方のために(1)

研究者を目指している方のために(1)


はじめに

 学会シーズン終盤になりましたね。学会発表を行った方は、研究論文を執筆するべきか考えているのではないでしょうか。本日は、研究者の立場から研究者について私見を述べていきます。

研究者になるための準備

 研究者になるためには、どの様な準備が必要になるのでしょうか?例えば、自動車の運転ができる様になるために教習所に通い、試験を受けて、運転免許証を取得します。同様に研究者になるために、練

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理学療法士に創造を求める時代が到来

理学療法士に創造を求める時代が到来


はじめに

 2019年から2023年の間に、我々は当たり前に繰り返してきた仕事のやり方を変更しました。この経験は、我々を成長させたと同時に、これまでの仕事のやり方を反省する機会になりました。その反省から、「現状がいつまでも継続する保証が無い」、「変化は唐突に要求され、変化することで仕事が継続する」、「自分らしい働き方を守りたければ先行投資(行動)あるのみ」等の教訓を得ました。
 さて、直近5年

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理学療法士の転職について

理学療法士の転職について


はじめに

 例年、10月下旬から12月にかけて理学療法士の転職活動が活性化します。現状よりも成長したい、ライフワークバランスの改善を図るために新たな職場を検討されているのではないかと思います。そこでこれまでの私の経験を振り返り、理学療法士の転職について私見を述べたいと思います。私の私見を読んでいただくことで、転職を考えている理学療法士の思慮に役立ちましたら幸いです。

転職を考え始めたきっかけ

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現役教授が語る 理学療法士こそ社会人大学院を活用したリカレント教育がオススメ!

現役教授が語る 理学療法士こそ社会人大学院を活用したリカレント教育がオススメ!

 結論から言います、諸外国では高確率で理学療法士が大学院を修了しています。もはや、大学院終了が当たり前の国も存在します。そう、理学療法士の国際水準は、大学院修了水準です。 あなたの限られた学習時間を社会人大学院に割り当てて、理学療法学の考え方を国際水準にレベルアップしてみませんか。

諸外国と本邦における理学療法の価値観等の違い

 結論から言います。理学療法の社会的地位、理学療法の過程、臨床研究

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リカレント教育の場:学術大会を活用しよう!

リカレント教育の場:学術大会を活用しよう!

はじめに 9月は、各学会が主催する学術大会が開催されています。そこで今回は、学会に15年以上参加し、学会発表50件以上を経験している私から、学会に参加してリカレント教育に取り組むコツを紹介させていただきます。

学術大会とは 専門的に探求する学術団体のことを、学会と呼びます。学会には、運営の取り決めや目的が明確に示した定款を作成し、一般社団法人等の法人認定や日本学術会議からの団体認証等を受けている

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社会人大学院経験者が語る 大学院修士課程の魅力とは

社会人大学院経験者が語る 大学院修士課程の魅力とは



はじめに

 社会人が大学院で学ぶをテーマに私見を述べさせていただきます。フルタイム理学療法士として働き、夕方や週末などの時間を使用して大学院の学びを進める。ただでさえ、仕事で疲れているのに、一体何を身につけるられるのか!? 受験までの簡単な流れも含めてお伝えさせていただきます。

大学院受験の志望動機は様々!

 大学院で取得できる学位は、修士号と博士号の2つに大別されます。私は、修士号を取

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渾沌の理学療法士キャリア

渾沌の理学療法士キャリア



対象者想いの理学療法士、自らのキャリアに盲目!?

 病院で働くにせよ、介護老人保健施設で働くにせよ、理学療法士は患者さんや利用者さんに寄り添いながら、情報収集、検査・測定、評価、原因の特定、予後予測、改善計画の立案、理学療法の実施を行う専門家です。その殆どは、"証拠"、"原因の特定"、"未来予想"、"自身の技術力とベストプラクティスの対比"に割り当てられます。 理学療法士が何をどのように考え

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理学療法を解剖し生理することを目指して

皆さん初めまして。 これから、病院などで活躍するリハビリテーション専門職の理学療法士に関わる記事を投稿ささせていただくことで、理学療法(士)を①分解・分析し、②原理を追求し、③次世代型の理学療法(士)について私見を投げかけさせていただきたいと考えています。 どうぞよろしくお願い致します。