借金返済とマネーストック

先日の「国の借金」の記事がもっとよく分かるように追加。

民間人が銀行からの借入金を返済すると、銀行の資産の貸出金と負債の預金が両建てで消える(バランスシート縮小)。従って、お金は消える。

一方、借入先が知人や街金など銀行以外の場合は、現金の保有者が変わるだけなのでお金は消えない(現金は誰かが以前に銀行から借りた預金が引き出されたもの)。

借り手が国(中央政府)でも同じことである。政府は民間と現金を直接受け払いせず、中央銀行に国庫金の出納事務を任せているので分かりにくくなっているだけである。

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