賃上げ不足と人口減少
賃上げ不足で岸田首相が責められているが、賃上げの主導権は企業にあり、政府は「お願い」しかできないのだから、ちょっと気の毒ではある。
賃上げ不足が日本経済の問題の核心であることと、政府の施策には限界があることについては、ポール・クルーグマンも1年前にこの👇ように言っていた。なお、同書では、他の三人の経済学者(ヤニス・バルファキス、ランダル・レイ、ラグラム・ラジャン)も、温度差はあるものの、賃上げ不足について言及している。
企業が賃金を抑制する根底には人口減少がある(この👇辺りが関係)。
日本はバブル崩壊~人口減少への転換期にグローバル金融資本主義を導入して株主主権を強化する改革をしたことが、衰退マネジメントの失敗につながっていると言える。
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