SDGsとしての女の社会退出

ある企業の最適な人員配置について考える。条件は以下の通り。

①製品の生産には専用の機械が必要。
②機械は減耗するので不断の更新投資が必要。
③従業員はA・Bの二グルーブに分けられる。
④Aは生産と更新の両方の作業が可能。
⑤Bは生産の作業しかできない。

Aを機械の更新から製品の生産に回せば、短期的には生産は増えるが、機械が減耗して生産能力が低下するので長期的には生産も減少してしまう。従って、生産能力と生産数を維持していくためには、

A:更新に必要な人数を優先的に割り当てて残りを生産に回す
B:全員を生産に配置

となる。

もうお分かりだろうが、Aは女、Bは男、機械の更新は出産、製品の生産は(GDPに計上される)財・サービスの生産に相当する。

男に出産が不可能な以上、男女を等しく生産部門に配置すれば、短期的にはGDPが増えたとしても、少子化・人口減少が促進されてしまうので、経済社会は持続不能である。

持続可能な目標は、経済社会の衰退につながる「女の社会進出」の促進ではなく、女が「機械の更新部門」への配置を志望するような環境整備になる。子育てが一段落した時に、スムーズに生産部門に配置転換できるような支援体制の整備も重要だろう。

女性の地位向上、男女平等が進むと少子化が進むのです

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