円安と老化
各論の幾つかは別として、総論には概ね同意できる指摘だが、ここでは述べられていない重要な要因が人口の減少と老化である。今回は老化を取り上げる。
一時1ドル=150円台まで値下がりし、歯止めがかからない円安
— NHKニュース (@nhk_news) October 20, 2022
慶応義塾大学の小林慶一郎教授は、長期的に日本の競争力が低下していることが原因だと指摘します
状況を打開するには?
金融緩和継続をどう考える?
詳しい解説記事です 👇 https://t.co/1KBcVDcnJb
日本の中位数年齢は2020年には48.5歳になっている。30歳越えが1974年(第一次石油危機の翌年)、35歳越えが1985年(プラザ合意)、40歳越えが1996年(翌年に金融危機)、45歳越えが2010年(世界大不況からの回復途上)だった。
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インコは老化(人間の50歳以降に相当)するとこの👇ようになるそうだが、人間も同じである。
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羽毛のツヤがなくなってきて、運動能力や身体的機能も衰えてきます。
変化を好まなくなってくるので、ケージの場所を移動したりするとストレスを感じることがあります。
小林教授が指摘する
「ぬるま湯」に慣れる
リスクをとらない
イノベーションが起きづらい
などは、日本社会が老化して経済を成長させる能力と意欲が減退したことの反映と考えられる(もちろん、それだけが理由ではないが)。
先月の記事では、安倍政権の「実質2%成長を10年間」の見通しが外れた根本に「日本の基礎体力」の低下があることに触れたが、老化を考慮せずに日本経済について論じても意味がない。
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