"現代の知の巨人"の少子化分析は誤り

"現代の知の巨人"なるものが、専門知識ではなく俗説や雑学を大量に記憶しているだけであることがよくわかる。

【フランスで出生率が上がったのはナゼ？】
少子化の一番の特効薬とは？ https://t.co/vWSU8USdvW

— ダイヤモンド・オンライン (@dol_editors) May 4, 2020

長期的に見れば、男女差別をなくす、女性が活躍する社会にすることが、少子化の一番の特効薬です。

男は出産できないので、女が稼得労働に割くリソースを増やすほど、社会全体では出産は減少する。知の巨人はそのような単純なことも理解できないらしい。

人類の歴史を見れば、家事・育児・介護は集団で支え、男女で等しくシェアするのが人間社会の本来の在り方です。

家事・育児・介護を男女で等しくシェアしていたなら、狩猟や戦闘も男女で等しくシェアしていたはずだがそうではない。女は子育て、男は妻子のために稼ぐ性別分業がヒト本来の在り方である。出口はマルクス主義やフェミニズムがでっち上げた「偽史」を信じているらしい。出口には書物から得た知識はあっても批判的思考力はないようである。

フランスの出生率についてはこれら（⇩）を参考にしてもらいたい。

https://note.com/prof_nemuro/n/n2d3dc4f2134b#ZZjbM

https://note.com/prof_nemuro/n/n5e6b52f66603#cGhH2

https://note.com/prof_nemuro/n/n4582527e6e23

付録

この出口某氏は「現代の知の巨人」らしいが一体どんな本を１万冊読んだらこんなイスラム認識が生まれ出るのか皆目見当がつかない。他の件は知らないが同氏のイスラム言説だけは真に受けてはならない。「初代なんでも知ってるおじさん」池上某氏の賞味期限切れに伴いメディアは二代目を探しているのか。

— 飯山陽 Akari IIYAMA (@IiyamaAkari) August 28, 2019

出口某氏、これ見よがしに本を積み上げ「変態」を育てろ云々と主張しているが、私は「1万冊本を読んだ」と自慢するこの人がイスラム教についてのウソをメディアや著書で吹聴していることを訴え続けたいし、そもそも「変態」なるものは社会や学校が育てるものではない。https://t.co/H2lOHtMbs5

— 飯山陽 Akari IIYAMA (@IiyamaAkari) September 21, 2019

その道を極めて研究者ではなく、池上彰や出口治明のような「読書家イデオローグ」を「知の巨人」と持ち上げる風潮が広まった結果、本を何冊か読みさえすれば「オレも私も知の巨人」だと容易に思いあがる勘違いした人々が増えたように思う。読書する人が相対的に減ったのも、その一因だろう。

— 飯山陽 Akari IIYAMA (@IiyamaAkari) December 27, 2019