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テフロン市長の地

度重なる暴言・失言にもかかわらず、却って人気が高まる不思議な政治家と言えば明石市の泉市長だが、そのテフロンの下の「地」を市長に味方認定された市議が証言している。

―泉氏は暴言の理由に自民、公明会派による「嫌がらせ」を挙げた。

「嫌がらせをしていたようには見えない。両会派とも市長と丁寧に話し合ってきたと思う。

―評価できない点は。

「うそをつくことだ。市役所運営を巡り市長が『人は金と地位と恐怖でしか動かない』と周囲に発言していたと報じられた。本人は本会議で否定したが、聞いたという市職員はたくさんいるのに・・・。『言った』『言わない』になることが市長は多い」

―引退表明後の泉市長の言動をどう見るか。

「どう喝したことを反省しているのか、疑問だ。語られる政治活動の展望は、どう喝を踏み台にし、飛躍しようとしているようにも映る」

「人は金と地位と恐怖でしか動かない」の報道はこちら👇。

(毎日放送 金咲和歌子記者)
「9月27日の会見では市長は全て否定されましたが、先月、市長と私と、もうひとり市の職員と3人の場で、カメラが回っていないところで同じ質問をぶつけました。その際に、『金もうてんのか』という発言については、『実際そういう発言をした』と、カメラが回っていないところでは私にはそのように話されました。副市長からその言い方酷いんじゃないかという指摘もあったと。ただそれについても『正直言い方が悪かったと反省した』と、私に話されていました。副市長から『市長についていけない』というような発言があったことも認めておられたんです。ただ、27日の会見ではそれはまるでなかったかのように全て否定されたところが、少し困惑しています」
(Q金咲記者も会見に参加して、“こないだ言っていたことと違うのでは”と聞いた?)
「もちろん言いました。私はメモをとっていたので、『あのインタビューは一体何だったのですか?』と聞くと、市長は『そのメモに信ぴょう性がないから』と。私の証言が信じられないと、自分は間違っていないと話されました」

「どう喝を踏み台にし、飛躍しようとしている」のは、前回に市長を辞職することになった「火つけてこい」が逆に全国区でブレイクする成功体験になったので、今回もその再現を狙っているのだろう。

泉市長の「恩人」と言えるのが、市長に100%の非があった「火つけてこい」の暴言30分を「熱血市長が担当職員の怠慢を許せなかった」ように巧みに編集・印象操作した神戸新聞の藤井記者と、それを鵜呑みにしてYahoo!ニュースに「明石市長・泉房穂氏の暴言をよく読むと、市民の命を守るための正論である件」を書いた山本一郎である。

AERAの記事には市職員の「今回の立ち退きも、7年間、職員が放置していたことも事実」とのコメントがあるが事実ではないことは後に市長も認めている。用地取得の遅れのために死亡事故が発生していたというのも事実ではない。市長が激怒していたのは「市民の命を守るため」ではなく、市の目玉再開発事業のパピオスあかし開業に間に合わなかったからであることもほぼ確実(⇐明石駅周辺の再生を自分の手柄のように見せたかった)。

付録

泉市長の地を知るうえで極めて重要なのでよく読んでください。


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