北欧5か国の合計出生率
フィンランドの2023年の出生については4日前の記事で取り上げているが、北欧5か国の合計出生率を改めて示す(フィンランド以外は2022年まで)。
とうとう北欧フィンランドの合計特殊出生率が日本と同じ1.26まで下がってしまいました。
— 茂木良平 (少子化研究者) (@rmogi_jpn) January 28, 2024
2010年の値から33%の減少のようです。
スウェーデンは値としてはまだ高いですが、別の研究ではフィンランドと同様の傾向を示しているようで、北欧の出生率の急減が目立ちます。 https://t.co/ZXUHwocuWb
いいえ、そうではありません。先進諸国の間では、男女平等の進んでいる国ほど、一時期沈んだ出生率を回復しています。ヨーロッパでも、女性が職業労働で自活することへの賛同が強いフランスやイギリスは出生率アップに成功したが、それが仏英ほどには強くないドイツの出生率は低迷しています。
— 堀 茂樹 (@hori_shigeki) April 3, 2021
見当外れの物言いをつけるのも、せめて、フランス、イギリス、米国、スウェーデン、デンマーク、ノルウェー等の合計特殊出生率を確認してからにされよ。加えて、基本的な事象すら理解していないデタラメnote(←特にトッドの引用の仕方は笑止)に依拠するのはやめた方がよい。https://t.co/tTPJDspZLL https://t.co/4Qo7NjD5eL
— 堀 茂樹 (@hori_shigeki) April 4, 2021
2023年のフィンランドの原住民系は1.23程度か。
![](https://assets.st-note.com/img/1706517975607-xLRPCCXnKw.png?width=800)
2010年頃から若い年齢層の出生率が急激に低下している。これが産む時期が後ずれするだけの晩産化(tempo効果)ならTFRは時間経過と共に元の水準に戻るが、最終的に産む人数が減る(quantum効果)ならTFRの回復は限定的になる。
![](https://assets.st-note.com/img/1706530199192-jGGdsdGeLF.png?width=800)
若い世代の出生率低下は、おそらく👇と関係がある。第二次世界大戦後に生まれた世代が1960年代後半から社会変革を引き起こしたように、冷戦後に生まれた世代もその前までの世代とは人生観・世界観・価値観の断絶があるように見える。
https://threadreaderapp.com/thread/1750849189834022932.html
2023年のスウェーデンは前年比横ばいか若干の低下か。
![](https://assets.st-note.com/img/1706518085328-3dJRrsWEKY.png?width=800)
ノルウェーの2023年は若干反発した模様。
![](https://assets.st-note.com/img/1706518056609-heFwgT1bCi.png?width=800)
![](https://assets.st-note.com/img/1706518132575-bBwuLuiMYs.png?width=800)
![](https://assets.st-note.com/img/1706518188857-802DpWpEbf.png?width=800)
付録
急進派リベラルの国・カナダ
![](https://assets.st-note.com/img/1706520312808-utllusdkeU.png?width=800)
異次元の少子化対策の国・ハンガリー
![](https://assets.st-note.com/img/1706520277334-ZbPyMlrODF.png?width=800)
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