『源氏物語』と歴史上の人物の黒人化に共通する心理
最近の西洋(特に英語圏)では、ハンニバルやクレオパトラや中世ヨーロッパの王侯貴族を黒人に演じさせたり、弥助を「伝説の侍」として描くなど、イマジナリーな世界で偉人を黒人化/黒人を偉人化する歴史改変ブームが起こっているが、それを推進するリベラル白人の思考は👇の井沢元彦説で藤原氏→白人、源氏→黒人としたものにかなり近いのではないかと思われる。
もっとも、ベースにある「宗教」は異なり、リベラル白人では山口真由が「リベラル信仰」と呼ぶものになる(キリスト教から派生)。
つまり、alternate historyで黒人を大活躍させるのは、白人の原罪に対する贖罪行為ではないかということである(贖宥状の現代版?)。
リベラル白人がヨーロッパやアメリカを舞台にしてalternate historyを創作するのはご自由にだが、日本やエジプトなど他文明の歴史を勝手に改変してそれを正当化するところにリベラルの独善性が表れている。
なお、歴史改変においてこれと両輪を成しているのがウリジナルの黒人版のアフロセントリズム(アフリカ中心主義)。従軍慰安婦は日本の良心的左派+韓国人の合作だったが、偉人の黒人化もリベラル白人+黒人という似た構図である。
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