日本経済がこう👇なってしまった理由を知るには、1990年代後半~2000年代前半の改革の論調を振り返るのが役立つ。
その一つ。
経済の仕組みを根底から変える改革は、国際的な投資家(株主)の立場からは成功したと言える。
日本の改革論者の多くがおそらく理解していなかったのは、金融ビッグバンとはグローバル投資家の儲けが多くなるように日本経済の仕組みを作り替えるもので、日本経済の「富国」や日本人の生活水準の上昇に直結するものではなかったことである。
改革論者は「第三の開国」によって日本経済が力強く成長軌道に回帰すると期待していたわけだが、現実に起こったのはかつてのラテンアメリカのようなものだった。