過去最大の「ワニの口」は杞憂
コロナ不況対策で国の財政の「ワニの口」が拡大したことを懸念する記事(⇩)だが、財務省の見通しの数字は杞憂であることを示している。
2020年度の一般会計歳出は国債の借り換えに回る債務償還費を除いても160兆円と、2010年代の80兆円強の2倍近くに急増し、2021年度も90兆円を上回ることになる。この歳出を賄うための新規国債発行額も2020年度は空前の110兆円超、2021年度も2013年度以来の40兆円超となる。
2021年度末の普通国債残高は990兆円に達する見通しだ