反緊縮派のグラフの読み取りの誤り
反緊縮派を代表する論客の中野剛志が昨年の国会議員相手のレクチャーで初歩的な誤りを犯していたが、同様の誤解が反緊縮派に広まっているようなので、グラフの読み取りの誤りについて改めて指摘する。
54:12~のこのグラフである。
反緊縮派はこのグラフから「政府支出が経済成長率を決定している」と主張しているが、現実はその逆で、政府支出の増加率は「実物的な生産能力」の増加率(→経済成長率)に制約されている。
予算に「財政的」制約がないからといって、政府ができること(そしてすべきこと