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マネー・MMT

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MMTのルーツは新左翼思想
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2020年2月の記事一覧

ジンバブエのハイパーインフレと「紙幣印刷」の関係をごまかすMMTの教祖

MMTの教祖の一人、Randall Wrayの著書から問題点を二つ。 国債廃止281ページでは不労所得生活者に利子所得を与えないために国債を廃止せよとしているが、 MMTは、不平等を減らすために、高所得や多大な資産に対する課税を利用することに反対ではない。しかし、「事前分配」を利用することもまた有意義な方法である。低所得の人々に対しては、雇用を創出し賃金を引き上げる政策が必要である。分配の最上位層では、法外な報酬を生み出す慣行をなくすような政策が実行されなければならない。

MMTの教祖の経済分析力を検証

MMTの教祖の一人、ビル・ミッチェルのハンガリー経済に関する8年前の予測を振り返る。 Conclusionの一部をレイの著書から引用。 ビル・ミッチェルは以下のように結論づけている。 ハンガリー人の生活は、通貨の変動にまともにさらされ、非常につらいものになるだろう。民間部門では、国内所得が減少し、外貨建て債務の返済に苦しむことになるので、実質的な生活水準が著しく低下するだろう。政府もまた、経済の減速、通貨下落に伴う外貨建て債務の著しい実質負担増、輸出増加を生み出す経済的

経済音痴のれ新代表(と軍師)

れいわ新選組の山本太郎代表の発言を検証する。 山本太郎のQ&A18分頃~の国民年金に関する質問への回答 年金という制度自体をもう国としては止めてもいいんじゃないかというふうに思っています。もう既に払われているお金に関しては当然戻していく作業が必要でしょうとは思います。自分で将来に対してもらえる額を積み上げていくんですよね。それなら国がやらなくても民間でもいいかもしれないですよね。そういうシステムが必要な方々は。今、国民年金として積み上がっているものとして100兆円位あるわ