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プロセスエコノミースクール 第2期vol.2

【 プロセスエコノミースクール 第2講 】の開催レポートをお送りします。

第2講となる今回は、『個人で生きていくための発信術』と題して、元日経新聞記者である後藤達也氏が招かれる。

また、前回の講義で受講生に出された課題は、「熱狂的な10人のファンを作るために何をするか?」であった。

この課題への取り組みと後藤氏の話から、なんとか自分の活動のヒントを得たいと考える。

1.恒例「自分のストーリーを語る」

前回の講義と同様にブレークアウトルームでのセッション。

4人1組になり、受講生ひとり一人が自分のプロフィール、ストーリーを話し、それを聞いていた他の3人がフィードバックをしていく。


前回の講義から2週間が経ち、受講生も自分自身のビジネスのあり方やプロフィールをさらにブラッシュアップし、それをこの場で試してみることになる。

全ての受講生のストーリーを聞けるわけではないが、前回と全く違った内容や話し方をする人もいて、前回の講義から色々考えて臨んでいた様子がうかがえる。

この「毎回変化していく様子が大事な思考プロセスの記録」となっていく。

自分のストーリーを語る時間は30秒。

しかし、時間内で終えることができる受講生はとても少ない。聞く方は割と長く感じても、話す方は本当に一瞬だ。

人に話を聞いてもらうこと。
これは、人の時間をもらうことになる。

“一瞬一瞬を大事にする”

”もらった時間を無駄にしない”

こんな風に改めて考えさせられる。

熱狂的な10人の自分のファンを作るために

ここからは今回の課題を2人1組になって、お互いに発表し、フィードバックをする時間が設けられた。

その課題をもう一度確認すると

熱狂的な10人の自分のファンを作るために何をするべきか?

受講生たちがそれぞれ考えてきた、やるべきこと、そう考えるに至った思考のプロセスを伝え合う時間だ。

このセッションが終わり、ここからは箕輪氏への質問の時間。

2.「この人ならきっとできる。」と感じてもらう為には

自分の事業をどう進めていくのか具体的に箕輪氏の見解を聞ける時間だ。

熱狂的な10人のファンを作るために、自分のビジネスをどう進めていくかという具体的な質問ができるコンサルのようなものとなり、多くの受講者が手を挙げて質問していく。

その中で、全ての受講生にもあてはまり、耳を傾けられた質疑を一部紹介。
私にとってはインパクトの大きかった質疑である。

Q  どうやったらお金を払ってでも応援したいというぐらいまで思ってもらえるか?
A  先頭に立つ人が、この人だったらやれるだろう、きっとやってくれるはずだと思ってもらえる目標・設定であることが大事。

あまりにも実力・実績からかけ離れているものだと、人も集まらなければ、お金も集まらない。

さらに、その人の熱狂的なファンになってサポートしたいと思うには、お金以外にも、”その人のサポートをして得られるメリット”があることが大事。

ここで例として挙げられたのは

箕輪氏が「ホテルを建てたい」と言ったら、いくら建築家の知人がいたとしても、「それは箕輪のやることではないだろう?!」と協力してくれる人は集まらないはず。
でも「こんな雑誌を出したいんだ!」なら、きっと集まる。

実力や実績と乖離しているものに人は熱狂しない ということだ。

クラウドファンディングでお金が集まらないプロジェクトもこれと同じように、あまりにも壮大すぎて、こいつには無理だろうとか、まだ早いだろうというものだ。

時間いっぱいまで質問は続き、本日のゲストである後藤達也氏が登場となった。

3.時の人 後藤達也氏(対談)

箕輪氏がファシリテーターとなり、後藤氏がこれまでどんなふうにSNSを発信しファンを獲得してきたのかを深掘りして聞き出していく。

後藤氏は2022年3月に日経新聞を退社。日経新聞という大きな看板をおろしても尚、独立後の個人アカウントで26万人以上のフォロワーを引っ提げている。

経済ジャーナリストという立場から、世界の株式市況を中心とした内容を日々情報発信されている。

これからプロセスエコノミーを自分のビジネスで実践していくにしても、やはりSNSでの発信力は大事である。

ゆえに、後藤氏の考え方やこれまでの布石を学びたいという理由から、登壇の依頼をしたとのこと。箕輪氏より後藤氏の紹介がされ、本題へ移る。

緻密な試行錯誤の結晶

箕輪氏がSNSの手法や考え方を多く引き出してくれ、次々とフォロワー0人から26万人までのプロセスが明かされる。

中でもこんな言葉が受講生を惹きつける。

そのツイートをしっかり読むかの判断は”0.1秒”の世界

表示されたツイートを次から次と上へスクロールした時に、一瞬目に入る自分のツイートをどれだけ多くの人に気に留めてもらうかの戦いであり、そのための文字の大きさ、詳細をタップしたときの画像の大きさなど細部まで気を配っている。

また、世間との壁打ちをするかのように、ツイートごとの効果測定と自己評価にものすごく時間を割いている。

このツイートはかなりウケがいいだろう、と思ってツイートしても全然反応がなかったり、これはどうかな?今一歩だろう、と思ってツイートしたものが意外にリツイートを呼び大きな反響となる。

なぜだろうか?

この試行錯誤の繰り返しこそに意味がある

フォロワー10人であろうと26万人であろうと突き詰めてやっていくことは同じなのかもしれない。

ただ、その精度と緻密さは、他の人には真似の出来ないほどの熱量をもったものであることは間違えないようだ。

後藤氏は、一流の経済ジャーナリストというだけではなく、一流のSNSアナリストでもあった。

自分の伝えたいことを意地でも伝え切る。そのパワーに圧倒される。

おわりに

今回もこの第2講で感じたことを一人15秒ずつ話して終了。

次回の課題が発表され、懇親会へ。

これから第3講に向けて、受講生がどんなことを実行に移すのかとても楽しみだ。

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