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WBCマイアミ観戦記 2023/03/18② シアトル→ニューアーク

到着時間は朝のはずが東に向かえど漆黒の闇、少し明けたかと思えばスピード速く明けていく。どうやら夜明けを数百km/hで追いかけたようです。最初の到着地シアトルの朝は清々しい気候、税関にてマイアミまで行くこと告げると即"WORLD BASEBALL CLASSIC?"と聞かれました。そらそうよ。あと年収とかも聞かれて無事通過。出口でPCR検査も言われるがままに受けたのだけど必要なものだったかどうかは知りません。


タコマ国際空港からはMetroRailでダウンタウン方面へ移動。チケット購入のために財布オープン。あれ?ない。ポケットに、ない。カバン探してもない。マジで?前日成田でカードラウンジとか入る際に使った金色クレカがないことにこのタイミングで気付きました。今まで人生でやったことのないイベント・クレカ紛失をアメリカ入国のタイミングでやらかしました。どうしようにもここシアトルだし戻るにも戻れない、そうなると選択肢は…止めるしかない。クレカ停止手続きをWEBから進めましたがその後どうなってるか?は帰国後確認です。2月の石垣ではイヤホン、宮崎ではメガネと紛失物のレベルが徐々に上がってきていたのですがまさかそれをここでやるか。失意のあまり即帰国を考えましたが簡単にできる話でなさすぎるのでとりあえず前に進むことにしました。

ということで(切替が早い)MetroRailでStudium駅までは20分程度。Sodo駅に差し掛かる前の高架、スタジアムの背面にシアトル市街の高層ビルの立ち並ぶ風景が車窓に現れた時にはマリナーズ戦中継で見たやつや!と声が出ました。マリナーズ本拠地T-Mobileパークの隣にはシーホークスの本拠地ルーメンフィールドがあり、ちょうどこのタイミングでMLSシアトルサウンダーズの試合が行われるため列車も次第にライトグリーンのユニ着たサポで埋まっていきました。折角だし当日券で見に行くプランもあったのですがなにぶんクレカ紛失奴なので…断念しました。試合前の場外は露天で前飲みとかしてたり良い感じ。シアトルは空港→駅→スタジアムのアクセスが抜群に良いので近いうちにまた来たいです。T-Mobileパーク内もなんか客入ってクローズイベント?みたいなのやってたのですが詳細不明、スタジアム前のケングリフィーJrはサウンダーズのブルース・リーユニを着せられていました。どうやらブルース・リーにとってシアトルは縁深い土地であるそう。


この周囲には中華街や日本人町などあるそうで道端には突然漢字やカタカナが出てきます。更に足を進めてダウンタウンの中心部へ。市街はレンガ造りの建物多く格調高い感じ。そして海も近く、海沿いのPUBLIC MARKETは魚など売っていて観光客ホイホイスポットという感じ。でもどちらかと言えば街中心部にあるユニクロに入りそうになりました。シアトルで絶対やりたかったのがシアトルでスタバ。市内に1店見つけたので無事スタバなう出来ました。ホイップマシマシ等の呪文は唱えていないけどそれは日本でもできんので。



街並みは整然と綺麗だったのですが裏通りは路上生活者や奇声上げる人もいるのがやはりアメリカ、久々海外の身では怖さが勝りスーツケースゴロゴロ転がしてる身でもあったので早めに空港に帰投することにしてアコギでなよなよなCreep歌ってる青年がいたWestlake駅から空港へ戻りました。さてここから4時間どう過ごすか…制限エリア外は売店もベンチも僅か、ここでどう過ごすのか…半ば諦めながら歩いてるとどうやらエリア内に店が多いらしい?広告がデデンと。そんじゃと保安検査場に向かいます。

アメリカの保安検査は非常に厳しく手荷物カゴに入れる際も色々言われるし靴も脱がなきゃいけないし無事入れるか本当にヒヤヒヤしましたが、入ったら飲食店も売店もめっちゃある。椅子も存分にあってイオンモールみたいな感じで4時間余裕で過ごせました。全員EnglishなWorldもここに来てフェスみたいなもんじゃん!とハイに遷移。せっかくシアトル来たし魚系が食いたいのでフィッシュ&チップスオーダーしたらデカいフィッシュフライ3つと山盛りポテトが来ました、たぶん3人前。 SUBPOPレーベルのストアがあったのも楽しかった、ちゃんとCHAIのLPもありました。


少し戻って大阪土曜の朝は雨。どこかで投棄する気で100円ショップのビニール傘を持参し鶯谷か日暮里でコンビニにでも"忘れた気"する気でいたしどこかの荷物検査で引っかかるだろうと思ってたのにずっと着いてきてシアトルまで到達。しかしどうやらここで紛失したようです。近所のキャンドゥーで買ったのにシアトルまで連れて来られるなんて傘の方も想像してなかったはずです。目的地・マイアミではコロンビアに劣勢だったアメリカがターナーの逆転グランドスラムを打った頃合。空港内には沢山のアメリカ人がいたはずなのですが飲食店とかで中継されてる形跡もなくむしろ中継されていたのは"March Madness"と称される大学バスケ。マリナーズグッズ自体はシーホークスと同じくらいあったので野球人気はあるようなのですが大会自体の注目度はそれ程ではない模様。


シアトル10時間滞在は制限エリア内で快適に過ごすことができ、次の目的地はニューアーク。本当に辛かったのがこのフライトです。アメリカ国内なので国内線としての運行なのですが深夜発・早朝着6時間と日本であればどっかの海外に行けるフライト時間ながらあくまでも国内線ゆえ機材もサービスも国内線。眠れないしクレカ紛失でこの先のホテルや航空券が無効となればどうしようかと不安も押し寄せ更に眠れず、延々とシューゲイザーを聴き続け着陸を待ちわびました。着陸も周囲から悲鳴が上がるフリーフォールみたいな落とし方でなんとか到着、ニューアークは早朝。ここからマイアミ行きへのトランジットは1時間程度待ち、もはやトイレと電源確保以外に何もできませんでした。めちゃどうでもいいのですが今になってニューアーク≠ニューヨークだったことを知りました。

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