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(大学生向け)レポートの書き方とテクニック

大学生の方、コロナによるオンライン授業でレポート課題が増えたのではないでしょうか。特に大学1年生の方はレポートの書き方が分からず、多くの時間がとられることでしょう。今回はそんな方たち向けに基本的なレポートの書き方テクニックについて紹介したいと思います。面倒なレポートはさっさと終わらせて自分の生活に余裕を生み出しましょう。

レポート作成のポイント

レポートとは作文と違い、自分の意見を極力排除しなければなりません。レポートで述べる事柄には常に客観的な事実の裏付けが求められます。そのため単に自分の勘や経験からくる意見や感想を書いたのではレポートとは認められません。データや先行研究などの客観的事実を裏付けとして、課題を検証する必要があります。


レポートの構成

基本的なレポートは序論本論結論に分けることができます。大体はこの構成で作成できます。序論では、課題に対して自分がどのようなことを書くのかを明らかにします。本論では、それに基づいた分析を行い、得られた結果を書きます。結論では、序論や本論で行ったことを踏まえ、分かったこと等について書きます。


レポート課題の3分類

レポート課題には様々なものがありますが、大半のレポート課題は以下の3つに分けることができます。

1.理解度確認型

理解度確認型は、授業で学習した内容をどの程度理解しているかを確認されます。「~とはなにか説明しなさい」といった形式がこれに当てはまります。この場合、以下のような構成になります。
(序論)課題としての問いに対する直接的な答えを書く。
(本論)問いになっている用語や概念について、より詳しく説明する。
(結論)この用語や概念の実社会との関わりについて述べる。

2.調査論証型

調査論証型は、授業で取り上げた問題に対し、既に分かっていることや異なる見解などを調べ、まとめることを通じて、自主的な学習を促すことを目的としています。またその結果、自分の意見を示すことを求められる場合もあります。「~は有効かどうか」「~の影響について考えよ」といった問いがこれに当てはまります。「~は有効かどうか」という問いの場合、以下のような構成になります。
(序論)問いに対してイエスかノーをその根拠とともに書く。
(本論)課題の問いに関する既存の見解や事実を調べ、まとめる。ここでは問題に関しての反対意見や事実をまとめる必要がある。続いて、これらの既存の見解あるいは事実が指示されるかどうかを確かめるために、客観的なデータを用いて検証する。
(結論)そのうえで、序論で書いた答えがどのような根拠に基づき導かれたかをまとめる。

3.課題設定型

課題設定型は、大きなテーマを課題として与えたうえで、その問題の範囲内で自ら課題を設定します。「~に関する問題をひとつ取り上げ、それについて論じなさい」といったものが当てはまります。この場合、以下のような構成になります。
(序論)課題の問いに対して自分が設定した問題がどのような位置づけにあるのかを明確にする。特に、なぜ自分がその問題を選んだか、課題の問いに対してどのような重要性を持つのかを明確にする。次に、既存の見解や事実、あるいはこの問題に関する先行研究について整理し、これらを検証するためのデータ等について説明する。
(本論)データを用いてどのように検証したのか、分析の過程と導入した結果をまとめる。分析結果からなぜそのような結果に至ったかについて、考察する場合もある。
(結論)導き出した結果が不十分である可能性があるとすればどのような点なのか、他の視点から考えるとどのような結果が追加的に得られるかなどについて、今後の課題等と合わせて書く。


レポートを書く際のテクニック

1.全体の構成を考える
どういうことを書くか構成を決めずに書き始めるより、先に全体像を作ってそれをもとに資料を探したほうがはるかに効率的です。そうすることでやみくもに情報を集めることがなくなります。必要な情報のみを集めることができるので大幅な時間を短縮できます。
例として、理解度確認型の課題で作ってみます。

課題「慣性の法則とはなにか、説明しなさい」
(序論)
慣性の法則とは、、、
(本論)
いつ、誰によって、~された。この法則は具体的に、、、
(結論)
この法則は私たちの日常生活と密接に関わっている。例えば、、、

このような構成図の空白部分を埋めるために、資料を探します。

2.とりあえず書いてみる
私も経験があるのですが、文章の書き始めからしっかりとした文章を書こうとして時間を使ってしまうことがあります。しかしそれではいつまでたっても進めることができません。そんなときはとりあえず考えていることを思うままに書き出してみてください。ワードでも手書きでも大丈夫です。書き出すことによって頭の中が整理されます。その後しっかりとした文章にまとめることで、詰まる時間を無くすことができます。

3.時間をはかって取り組む
レポートに限らず、何か作業をするときにはタイマーで時間をはかることが重要です。自分が何にどれだけ時間をかけているか認識するためです。そしてその時間をメモしておきます。実際やってみると、思った以上に時間をかけていることが分かります。何に時間がかかったかを明確にすることで、どうすればその時間を短縮できるかを考えるようになります。それを繰り返すことで作業時間を大幅に短縮することができます。

4.強い気持ち
最後は精神論です。早く終わらせたいのであれば、それなりのモチベーションが必要になります。レポートに時間がかかってしまうのは結局だらけてしまうからです。特に家に居れば誘惑も多いでしょう。まず最も作業を妨げてしまう要因であるスマホを自分の目の届かない場所にしまってください。次に「絶対に今日中に終わらせる」と紙に書いてください。大体のレポートは本気で一日中取り組めば終わります。あとはやる気を維持しつつひたすら取り組んでください。そうすれば明日以降、自由な時間が過ごせるはずです。


レポートを書く際にはぜひ実践してみてください。面倒な課題はスピーディーに終わらせて快適な学生ライフを過ごしましょう。

ここまで読んでいただいてありがとうございました!
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