私の仕事のあれこれ②

初めましての方、そしていつもご覧下さってる方、sanaのnoteに足を運んで下さり、ありがとうございます。皆さんが縁あるいつかの星に繋がる時のために、sanaの現場からの何かをころんとお届け出来たら、と思っています。

前回の記事、私の仕事のあれこれ①からの今回は続きになります。

いきなりですが、私は、生きて、やがていつか、どう旅立ってどこに行くのかということを元気なうちに日頃から当たり前のように考えて準備していくことが重要なことだと考えています。それは幼少期からの目的でもありました。数少ない血縁である家族が重たい病だったということもそう考える理由のひとつでしょう。
私自身がいつ死んでもおかしくないと幼少期から何度となく医師に言われ続けては乗り越えるという人生の中で、こちら側とあちら側、見える世界と見えない世界、物質世界と非物質世界、色々な言い方があると思いますが、その両方の世界が私にとっては同じ比重で常に側にあるもの、だったのです。後に非物質的な意識の世界の方の比重が大きいということを自覚して調整していくことに労力をかけることになります。

体験としても、幼少期から大人になっても異次元の存在との出会いはたくさんあり、そういう時間は現在まで失われることはありません。しかしそれを特別ななことだとも思っていません。そういう日常では無いという方はその部分を忘れている、眠らせているだけなのです。

人生の節目として度々大きな出会いが起きました。
「9分割理論」の生みの親である精神世界研究家の松村潔氏は、実は非常にセラピストとしての才能に長けている人です。しかしそれは地上的な自我を時に満足させる範囲に終わりません。天上も地上も何層にも高く深く、その視点は通常の社会の箱のみならずさらに大きな範囲を内包しています。
氏は現在は多くの人に向ってヒントを投げ続けているので、個人に対応はしていないのが現在です。

「9分割理論」は大きな体系で時と場所も越えていきます。象徴解釈も意味は固定されていません。生き物のようにその場、その人、生み出された作品によって刻々と変わります。ですから、記憶を頼りにして、知識で解釈していくことは出来ません。そこが一番私が惹かれたところでもあります。
授業の現場で一枚の絵やひとつの立体作品を前にして解釈練習していく中で、当時私は氏の読みには誰も付いていくことも出来ない現状を目の当たりにし、実際を体験しました。見ている位置が、足場がそもそも大きく違っているのです。ということに後々に気が付かされることになります。私は可能性を発見しました。

氏とは2003年に出会い、以降勝手に弟子的位置であり続けて活動、研究しています。(弟子は一切取らないという姿勢の方)
氏という人そのものというより、私は9分割理論という世界観の弟子という方が近いと考えます。言葉にならない宇宙の様々を理解していくためのあり方として、9分割理論はとても素晴らしいものだと思います。生み出した張本人である氏は窓口的存在として地球人として顕在化している、という見方をしています。よって見るものはその人の「働き」の側であって人の方ではありません。
仏教の学びの中においても私は一般の信者さん達とは違ったところで「人ではない」「人に付かず」ということをたくさんのご僧侶さん方や父の元で学んできました。

2006年に氏からのこの人を探してみたらいいというアドバイスでヒプノ(催眠療法)というものを初めて知って、早速連絡を取るべく探し出し伊豆で出会ったのは、日本おいて催眠療法の先駆者であった松本東洋氏。さらにトランスパーソナル心理学を日本に初めて運んだ著述家、翻訳家でありセラピストであった吉福伸逸氏など、精神世界の大御所と言われる方々に出会い、様々な面で助けられ歩いて来ました。
他にも稀有な存在となるであろう様々なボディワーカーの方達との年齢差を越えての友人としての出会いもありました。
2006年には、私は伊豆に長期滞在して活動し、同じ年にハワイの吉福氏のお宅に松本東洋氏と一緒に伺ったり、またその後時間を空けずに吉福氏が伊豆に来られたこともありました。
春からあった症状が増え、あと3ヶ月と余命宣告されたのはこの年の初夏のことでした。

最初からなのですが、私の現在のセッションやワークの窓口は小さくしていて新規募集は積極的にしていません。それでも辿り着く方はいらっしゃいましたので、それで仕事量としてはいっぱいいっぱいでした。
いくつもの病を経験していく中で、これまた様々な症状が刻々とあって、一般社会的な時間の流れに合わせては生活できないということがあるので、それ自体を隠しているわけでもありませんが前に押し出すことも無く、保証も予定も無い中でただただ自然に日々流れて結果的に生活していけているという、これまたまったくうまいことなっているなぁという感謝の日々を現在も過ごしています。

社会で伸びゆくことのみを人生の成功とは言わない、呼ばない、それが私のあり方です。
「形ある世界で生み出していくことと、やがて畳んでいくあり方と」
「形無き意識の世界で畳まれ忘れ去っていたものを思い出すことと、生み出していくことと」
これら両方での活動が重要なのだと考えています。

占いで鑑定というならまだわかりやすいけれど、なんだかわからない、まだ知られていない「9分割理論」というものを使って学んでいくことの提案なんて、それで食べていけるわけが無いというのが、これまた一般常識的なものの見方になりますが、誰もが当たり前にそう思い、だからこそいくつもの種類の占いやセラピーの要素を取り入れて活動していく人も多いわけです。

私にも当然最初の頃その不安はありました。
しかし、やりたいことが続けられるかどうかはとても重要なことで、何度か死にかけて生き残ったという経験をしていた私にとって、食べていくことや生活できるかどうかは、当時の私にとっては二の次であり。
そういう考え方と実行力なので、それなりにおそらくは大変で有り、それなりに色々ありましたが、研究の日々が続けられることが私にとっては一番重要です。
結果的に今日まで、様々なご縁によって今日も生きています。

2006年以降にも何度か危なっかしいことはありました。危機は乗り越えていますが、日々調子を見ながら物理的には何ごとにもそう大きく広くは動かないという方向を選んでいます。
自分なりの、自分に起きていることの理由を見つけて知っていくことで、病や症状に呑み込まれたままにはならなくなっていきますし、出来ることもたくさんあります。一対一という状態や複数人での講座という形がこれまでは多かったのですが、コロナでお休み。
新たな形でnetを使うことも可能性を広げていくでしょうし、なにしろ研究は続けられます。noteでは、どこからどこまでを仕事としてでは無く縁ある方々にお伝えしていこうか考えながら進めています。

よくわからない話をしているなぁ、と思われたとしても、その通りだと思います。わからないままわざわざ読んでいただいていたとしたら…、何かどこかヒントになるようなことがあったとしたなら…、様々想像しますが、ご縁ありがとうございます。

様々な方々のnoteでの出会いに多くのことを私も日々学ばせていただいています。初めて知ることや体験に感動や衝撃、癒しや活動力、知識や知恵、捉え方や心構えのあり方、人間活動においてのたくさんの様々をいただいています。お伝えしたい思いもありながら多くの場合黙ってお伺いさせていただいています。


現在、新規の募集はいずれもしておりませんが、セッション・ワークとしては単発、短期、長期、さらに9分割習得学習など含めてこのようなことをしています。
・占星術カウンセリング　(ジオ出生、進行、経過・サビアンをメインに)
・感情解放カウンセリング　(過去からの無自覚な感情を解いてゆく)
・各種セラピー　(パスワークやお絵描き、色彩配置)
・誘導瞑想　(目的に向って旅して出会う・個人と集団と有り)
・催眠療法　(インナーチャイルド・過去世・来世など通常のもの)
・LifeSymbolヒプノ　(9分割理論を使った催眠療法)

いずれも本性を思い出していく中でより充実した途上生活を生み出していくことと星の故郷への帰り道の準備とにフォーカスして、時々の状況やご希望に合わせて、ひとつずつのセッション、ワークをご案内しております。

その人の社会的人格や身体と、その人の本性、根本的生命の持っている意思とを繋いでいくお手伝いのような仕事をしていくような方々との出会いが、私のような内容の仕事に限らず、ボディワーク、治療家、セラピスト、ヒーラー、農業、医師、起業家、専門家、生活に向う人、アーティスト、健康な人や病を得て挑戦している人、など様々な分野において増えていくことを願っております。

もちろん占星術に興味を持たれた方、最近勉強を始められたという方は、その道がどうぞ明るく照らされますように。いつか私の書いていることの何かがお役に立つことがありましたら嬉しい限りです。

前回のお話しはこちら

あなただけのこの人生の物語を紐解いて歩きましょう。
昼の地球で、夜の宇宙で、丸ごと一日どうぞよい旅を。
cafe prizm sanaでした。