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コバルトブルーの夢・過去現在、そして未来へ

初めましての方、そしていつもご覧下さってる方、sanaのnoteに足を運んで下さり、ありがとうございます。皆さんが縁あるいつかの星に繋がる時のために、sanaの現場からの何かをころんとお届け出来たら、と思っています。

今回は、とある日のワークの現場でのこと。その風景のひとつをお伝えしましょう。「森になりたい子さん」(note登場ネーム)のその日のワークの最後の方で急に、色を選んで配置してみよう!という流れになり、今日の自分をテーマに色を選んで白い紙に置きました。予定には無かったのです。

以下の折り紙は再現図としてのもので、sanaが折り紙をちぎって白い紙の上に置いたものです。

【森になりたい子さんの完成図】の再現図と現場での会話

森になりたい子さん:「できました」
sana:「これは止まっているのかな? 動いているのかな?」
森になりたい子さん:「えっ、はい! これは下の方からぐぐっと」
sana:「ぐぐっと」
森になりたい子さん:「盛り上がってくる、せり上がってくるんです!」
sana:「ほう!」
森になりたい子さん:「波のように、森の、山のように、真ん中から」
sana:「真ん中から…」
森になりたい子さん:「下の方左右とも全部を覆っていくコバルトブルーなんです」


出来上がったひとつの目の前にある完成図を見て、その配置だけから意味を発見しようとすると、それでは見えないもの、足りないものがあるようです。この場合、ご本人が「動いてる」って言い出したことが重要です。

▲ 例えば、こんな風に。ぐっ。
▲ ぐぐぐっ。盛り上がってきたっ。
▲ ぐぐぐっ。膨らんで、せり上がってきたっ。
▲ 下の方は覆われてしまった。

「そしてどんどんそれが膨らんで伸びていくんです」
「真ん中が一番高いまま、上へ、上へ!」
森になりたい子さんは、続けてそう言いました。

ということで、この一連の動きが、話を聴きながら脳内でアニメーションとしてsanaの中で動き出していました。
その日、あとで折り紙を使って再現してみました。
「こういう感じかな?」
そう言いながら、動かしてみています。
ぐぐぐっと。
ほおっ、こんな感じなのかな…、
つぶつぶ言いながら、振り返っています。
左右上下の下からせり上がってくる、ということがご本人にとって重要なことでした。

そこにただ置かれたように見えてしまうものにも、そうなるに至る経緯が確実に存在しています。
それを見ないわけには、聴かないわけにはいかないのです。
色と形と動きと、ご本人にとってどんな状態を表わしたり意味したりしているのか、尋ねるとご本人も「あれ? 不思議だな。だけどそう思うんです」と言いながらひとつずつ続きをお話してくれます。

どんなことが一枚の紙の上で、そこで起きていたとしても、正しいとか間違いなんて決められる理由はどこにも存在していません。
正解があるとするなら、ご本にとっての「そういう状態なんだ!」こそが正解です。

インタビューはとても大切です。というお話しです。ライブなのですね。

そして「9分割理論」による「絵」や「立体造形」「色紙などを使った色彩配置」「瞑想やイメージングで見たり体験したもの」のワークやセッションの現場では、このご本人の体験談、意思が重要なキーとなります。
解釈とは言っても、理論からのテキストから判断するもの、ジャッジするもの、勝手な意味付けをするものでは無いですよ、ということです。

(今回どういう解釈の現場だったのか、そこは控えさせていただきます)


コバルト ブルー【cobalt blue】
酸化コバルトと酸化アルミニウムから作られる青色の顔料で、絵の具や合成樹脂・陶磁器の着色剤などに使用されている。群青色とも。
「コバルト色の海」というように海を連想させることも少なくない。

コバルト青はコバルトブルーとも呼ばれる、耐光性・耐候性・耐酸性・耐アルカリ性のいずれも優れた、非常に安定した顔料として知られている。Colour Index Generic Nameは、Pigment Blue 28である。

組成式はCoAl2O4(アルミン酸コバルト)あるいはCoO・Al2O3(酸化コバルトと酸化アルミニウムのスピネル)で表される。

製法はいくつかあり、水酸化コバルトと水酸化アルミニウムを共沈させる
酸化コバルトと水酸化アルミニウムを配合し、900 - 1000°Cで焼成する水酸化アルミウムとリン酸コバルトを1200°Cくらいの高温で焼成するなどの方法で製造される。

比較的鮮やかな青を呈し、コバルトの割合が高いほど濃く、アルミニウムの割合が高いほど淡い顔料となる。絵具やプラスチックの着色や塗料にも使用されるが高価であり、絵具においてはウルトラマリン青とフタロシアニン青、場合によってはさらに白色顔料を配合して安価な代替品(コバルトブルー チント、コバルトブルー ヒュー、コバルトブルー トーン)が製造されている。

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

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