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仕事の現場から、そして日常の七色日記

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仕事の現場からのことや日常のこと、色々な出来事から。
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2020年6月の記事一覧

とある日の、お弁当という贅沢

朝からPCの前でリモートでの仕事がずっと続いていて、お昼ご飯の時間がかなり遅くなる日というのがあります。例えば14時とか15時とかですね。 お湯とかお茶などの飲み物は、助手がちょくちょく補充してくれたりしていますが、8時台からスタートしてお手洗いに急いで行って帰ってくるのみでそのまま15時過ぎまで走ることもあります。 ちなみに朝起きてから口にするのは「白湯」です。仕事中に飲んでいるのは、白湯とお茶、時々梅干し湯とかです。何も食べずに仕事に入ります。 さて、長時間続く仕事

茶柱のある風景。

とあるワークでのこと。 たとえ話として、とある夫婦の日常のひとコマというのをお話ししました。 仕事で疲れて帰ってきて、黙って目の前にそっと出されるお茶を体験する人と、黙って入れてくれればいいのにと不満を抱えている人と、両者が信じている世界はまるで違っていて別々だねって。 私たちはこの社会の中で同じように目の前に居たとしても、ひとりずつが信じている心の世界があって、それは多くの誰もが無自覚なのだけれど、ひとつのことにおいても違うことを感じ、違うことを思うということが実際に

「解散だよね」と言った彼女の真意

とある小団体のリーダー的な位置にいた彼女がある日突然言い出したのは、その小団体の存在意義についてでした。 その団体はクラブ活動の延長線上にあるようなものだったので、利益が発生するというものではありませんでした。 ある時ふと思ったのだそうです。参加者同士が協力する姿勢も萎えてきてるなと。そこにはもう惰性しかなくて新しさが生まれないなと。ならば、終わらせるのがいい、と一人で考えていました。ある時、それを全員の前で口に出してみよう、と思い立ったのです。 意気込みを語る彼女とお

生まれて初めて食べた食用ほおずきと夕食の目玉焼きと。

縁あってやって来た野菜? あるいはフルーツ? という存在と生まれて初めて対面した。 それは一見知っているもので、目の前にあるのは小ぶりの枯れた「ほおずき」なのだ。けれどこれまで知っているものと違っているのは、綺麗にトレーの中にずらりと並べられていたこと。そして枯れているみたいな皮から透けて見える果実らしきもの。 「へぇーっ」と初めて見るものに興味津々で、ではでは早速と、ほおずきの皮のとがったところをで両手の親指と人差し指でつまんで、引っ張ってぴりぴりって乾ききったそのほお