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長崎と対州馬の絶滅の危機の話

僕の地元長崎では (平らな土地)が少なく、 山に段々畑のように 家を建築していて、 家の敷地が 一般道に面していない、山道や階段の途中にある家がたくさんありました。

(他県では 建築基準法 の接道義務違反になる)

そして一般道には面していない、 階段で家に出入りするような 山や坂道の途中にある家だと、 

家を建築する際に ダンプカーやユニック車が建築資材を 家を建築する予定地まで運ぶことができないので、

僕が小学校の頃は、

長崎では建築資材を 馬が運んでいました。

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(出展:長崎見聞録)

対州馬 (たいしゅうば・たいしゅうま)[長崎では、対馬馬(つしまうま)]と呼ばれていた馬で、
山道の険しい対馬では 建築資材・農作物・ 日用品を運ぶ生活に欠かせない馬だったそうです。

かつて車の入れない長崎市の斜面地で建築資材を運んだり、長崎、福岡などに多かった炭鉱の坑道内で炭車を曳いて、ヒトの暮らしを支えた対州馬。

対州馬は小柄でも力が強く、長崎市では200~250kgもの資材などを背負って坂道を上り下りしました。

性格は温順で、犬に吠えられても動じないような性格が市街地での荷運びを可能にしていたそうです。

しかし、最近では 長崎の人口もだんだん減ってきて、 暮らしにくい階段や山道の途中にある家に 住む人が減り、家を建築する機会が減ってきたので、

僕が帰省した時に対州馬 を見かける事が ほとんどなくなってきたのですが……

ちょっと調べてみると、この 対州馬は 山道での建築資材の運搬などの 需要が減ってきたため、 馬の仕事と需要が減り 対州馬の頭数も減ってきて、 かつて 対馬で 4000頭ほど飼われていた 対州馬も 今は長崎市に1頭。対馬に 40頭ほどしかおらず 絶滅進行中なのだそうです。(何とかならないかな……💦)

そりゃあ、最近見ないわけだよなぁ。


最近は、階段をこういうキャタピラで建築資材を運搬しているそうです。↓

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(出展:長崎ガイド)

テクノロジーが進化すれば需要も変わるよなぁ💦

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