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【プリズンライターズ】刑務所医療…まだ続く

令和4年12月1日に弁護士が面会に来ました。
第2章の今後、若林病院のI医師の判断が今後の病気改善につながりますとなっていますが、I医師はもう来ません。
又新しい眼科の先生になり、弁護士が言うには、女性の眼科(若林病院)との事です。
正直「え、え、え、もう替わったの?」って感じです。
1回私が診察して頂きましたがハッって感じです(笑)
刑務所と言う所は、こんなにコロコロと眼科医師が替わるのか、正直?です。

 令和4年1月26日にI医師が新しく来て、酷い対応でした。
「失明寸前まで手術をしません」と暴言と言うか、精神的虐待と言える発言でした。
しかも、私と同じように白内障手術をする事が決まっていたH氏も失明寸前まで手術をしませんと言われたそうです。
正直、片目ですが真っ白で殆ど見えておらず、I医師を訴えると言って社会に出所(8月)しました。
私だけだと思っていたらH氏も言われていました。

 「その血管(左目)のゴロゴロするのはよく分からない…見てみたけど何の問題もないようですが…」とオドオドしていました。
「ニトロをなめると目の調子が良くなるんですが」と伝えたら「血管を広げる薬なので、そうなりますよね…」とI医師が言った。
体の不調について、「体の不調も分かります。ストレスでしょう。」
「目の疲労があるでしょう…」「様子を見て下さい」と言われた事が最後のI医師でした。
オドオドしているので頼りに見えない。
9月15日新しい眼科の先生が来ました。
弁護士が調べた所、この眼科医師は若林病院の医師ではなくて、ほかの病院の先生との事ですし、現在は女性の先生との事でした。
森洋文さんが言っていたように、一生今の目と一緒に向きあっていくしかないのでしょうし、目薬(2種類)は、かかせない必需品です。
刑務所は本来、目薬は一つしか支給してくれず、私の場合は後遺症や不調が多く出ているので、多分特別です。
目薬に感謝です。この目薬も森洋文さん達が開発してくれる製薬会社の希望の一つですし、全国の製薬会社に頭が下がる思いで、深く感謝します。

 9月15日の別の眼科医師の診察ですが、まずは今までの症状、経緯をカルテを見て把握しているのか、診察時間は5分もないでしょう…。
刑務所は3~5分で診察が終ります。
沢山(受刑者)いるのでしょうがないけど、ただひとこと隣にいる所内の看護師が勝手に口をはさみ「早く終らせろ」と言う態度がモロに出ていて、けっこう不満の声が出ています。
必ず口をはさむのは、この一人の看護師だけです。
ほかの看護師はきちんとコミュニケーションが終わるまで待っていますが、この看護師(古株です)は必ず横槍を入れて私と医師の話しをじゃましてくるのです(怒)
この看護師のせいで医師と良好な関係が作れないのも現実です。


 話しがそれましたが、別の眼科医師はこう言いました。
「その血管(左目)のゴロゴロするのはよく分からない…見てみたけど何の問題もないように見えるが…赤いね…」
「原因がわからない…」「飛蚊症(合併症)でしょう」「脳が錯覚を起こしているかもしれない…」
「ストレスでしょう」「この赤いのは疲労でしょう…」「充血していますが…様子を見てください」と言われました。
脳が錯覚を起こしているとの事ですが、目が原因ですね…。

 最近(11月)眼科の先生が書いた本が届きまして、白内障の合併症が沢山ある事が分かりました。
私が以前から左目の血管がゴロゴロすると訴えて来た病名が分かりました。合併症(結膜下出血)です。
S医師は、これをずっと「何が原因か分からない」と、ごまかして来た理由が分かりました。
S医師が急に八王子医療刑務所に行ってから、眼科がバタバタしていて、コロコロ医師が替わります。
この本によると、結膜下出血は手術中に結膜(白目の部分)の下側にある微細な血管の一部が破れ、そこから出た血液が結膜ににじんだ状態です。
出血は一部の場合もあればまだら状や結膜全体に広がる場合もあります。
目がゴロゴロする症状が出ます。白内障手術で生じたものなら数週間で自然に血液が吸収される事が殆どです。
赤みが完全になくなるまで数か月かかることもありますが、自然吸収を待ちましょう。
時間が立っても治らない場合は、診察時に医師に相談して下さい。
後遺症も残る可能性が生じます。
この本の内容を見て、私の場合は左目(手術中に針を差した場所)が充血し、ゴロゴロする原因や病名は合併症との事です。
本によると、この結膜下出血の治りが遅いと色々な合併症を誘発する原因の一つと考えられます。
私の症状(合併症)は眼内炎、後発白内障のほかに、結膜下出血、飛蚊症、光視症、ドライアイ、眼内レンズの度数のずれなどが私の合併症です。
合併症の種類は10種類以上あるそうです。
S医師が何が「原因か分からない」と言っていた病名(結膜下出血)が本によって分かった為、現在は弁護士が調べ中ですが、ほぼ結膜下出血との事です。
カルテの開示について、刑務所は不許可です。
仙台矯正管区長宛で在所証明書(1点)、カルテの期間、そして保有個人情報開示請求書(300円印紙を貼る)を同封の上、発信するのです。


令和4年12月18日(付)で発信し、上記の物が必要との回答で、再度12月28日に発信しました。
弁護士の指示のもと、約一ヵ月位で手元に届きます。現在待っています。
令和5年1月11日、弁護士が面会に来て、カルテ(開示)が届き次第、交渉に入ります。


 私達(弁護士)の強みは二重カルテ(刑務所内、若林病院内)です。
目の不調、身体の不調、そして合併症の後遺症について、若林病院は「何の問題もない」と回答していますが、刑務所内の医師達や看護師達のカルテは、私の症状を見て、カルテを残している為に2つのカルテの説明が出来るのか、今後の交渉です。
眼科の本によると、ほかの病院からうちの病院に医療誤診、医療過誤、医師の説明がいい加減、心ない言動(嘘など)などに悩み泣きついてくる患者がとても多くいる現実で、インフォームドコンセントがなっておらず、しかし証拠がないので泣き寝入りが多く、不満の声が上がっていると書いてあります。

 私の場合はカルテが2つあるので、今後どういうふうに説明するのか、どういういいわけをするのか、カルテの矛盾、ふかかいなカルテ(若林病院)に対して、どう説明するのか、今後カルテが届き次第、大きく動くでしょう。
以上、病気に負けず、皆、頑張りましょう。必ず明るい未来がある事を信じて、目を大事にして下さい。


令和5年1月15日記


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